前回、中型SUVを様々な角度から比較検証しましたが、今回は、中型SUVのハイブリッドモデルを比較してみました。
特に、ハイブリッド車特有のモータースペックや、燃費を比較してみたので、是非ハイブリッドSUVの購入を検討されている方は、参考にしてみて下さい。
比較対象車種
今回比較対象とした車はこちらです。
メーカー | 車種 | 発売年 |
Toyota | RAV4ハイブリッド | 2019年 |
Honda | CR-Vハイブリッド | 2018年 |
Nissan | X-trailハイブリッド | 2013年 |
Subaru | Foresterハイブリッド | 2018年 |
三菱 | Outlander PHEV | 2012年 |
Toyota | Harrierハイブリッド | 2013年 |
エンジンスペック
最初に、エンジンのスペックを比較して見てみましょう。
こちらのグラフは、横軸にエンジン最高出力、縦軸にエンジン最大トルクを示したグラフです。
ハイブリッド車と言えども、高速走行時は主にエンジンを使って走行するため、そのスペックは動力性能を見る上で非常に重要となります。
このグラフを見ると、ダントツでトヨタRAV4ハイブリッドのエンジンスペックが高いですね。
それとは対照的に、ホンダCR-Vハイブリッドのエンジンがこの中では、最もスペックが低いように感じます。
モータースペック
次に、ハイブリッド車に欠かせないモーターのスペックを比較してみましょう。
こちらのグラフは、横軸にモーターの最高出力、縦軸にモーターの最大トルクを示しました。
トヨタRAV4ハイブリッドとトヨタ ハリアー ハイブリッド、三菱アウトランダーPHEVは、リアにもモーターを搭載した電動四駆システムとなっているので、リアモーターのスペックは緑色で示しました。
モーターのスペックでは、エンジンのスペックが高くなかった分、ホンダCR-Vハイブリッドがダントツで高いですね。
その次に、トヨタ ハリアー ハイブリッド、トヨタRAV4ハイブリッドと続きます。
ハリアーとRAV4は、エンジンスペックも高い上に、モータースペックも高いので、低速域での力強さも、高速域での伸びもどちらも期待できそうですね。
一方で、スバル フォレスター ハイブリッドのモーターは非常に小さいことが分かります。
スペックでいうと、ハリアーやRAV4のリアモーターよりも小さいんですね。
燃費
続いて燃費です。
こちらは、カタログ上に記載されている燃費(JC08モード)を示しています。
ただ、カタログ上の燃費のため、実燃費とは乖離がある可能性があることは、ご承知下さい。
これを見ると、最も燃費がいいのは、ホンダCR-Vハイブリッドです。
そして、その次にトヨタRAV4ハイブリッド、トヨタ ハリアー ハイブリッド、日産エクストレイル ハイブリッドと続きます。
三菱アウトランダーPHEVが最も燃費が良くないというは少し意外でした。
価格
最後に価格です。
こちらのグラフは、カタログに記載されている価格のレンジを示しています。
オプションやその他諸費用は含んでいません。
このクラスのSUVハイブリッドの中で最も価格が安いのは、日産エクストレイル ハイブリッドでした。
唯一200万円台で手に入るハイブリッドSUVとなっています。
価格は、エクストレイル ハイブリッドの次にスバル フォレスター ハイブリッド、トヨタRAV4ハイブリッドと続きます。
ホンダCR-Vの価格は、ベースモデルのガソリン車も高いですが、ハイブリッドも高いですね。
エクストレイルに対して約100万円も高い価格設定となっています。
これまで見てきたエンジンスペックとモータースペックを考慮すると、RAV4ハイブリッドの価格は非常にリーズナブルな気がしますね。
まとめ
個人的には、エンジンパワー、モータースペック、燃費、価格あたりを見比べると、RAV4ハイブリッドが群を抜いているのではないかなと感じました。
是非これらの情報も踏まえた上で、お気に入りの1台を探してみて下さい。