ホンダがインテグラの復活を発表!その方法がかなり意外だった!?

車のニュース
今回発表されたティザー画像
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今日は、最近の自動車関連ニュースについてご紹介したいと思います。
先週、アメリカのホンダファンを驚愕させたある発表がされました。

それがインテグラの復活です。
これには、アメリカのホンダファンが歓喜しました。

気になるのは、日本でも発売されるのか?ということですが、このニュースの詳細について順番にご説明していきたいと思います。

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インテグラとは?

そもそもインテグラってどんな車?ということからご説明したいと思うのですが、車好きの方からすると、説明不要かもしれないですね。
今のおじさま方からすると、胸を躍らせる憧れの車であるでしょうし、若い方からすると、ある意味伝説の車となっているかもしれません。

初代インテグラ

インテグラは、初代が1985年に誕生しました。
初代は、3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、4ドアセダンという3仕様が発売されました。
サイズは、当時のアコードをやや小型化したようなサイズ感でした。

2代目インテグラ

3代目インテグラ

インテグラ タイプR

その後、2代目、3代目と発売されるのですが、1995年に3代目の後期モデルでタイプRが設定されると一躍人気の車となります。
その後、4代目まで発売されますが、2007年に、惜しまれながも生産終了となりました。

4代目インテグラ

そんなインテグラが、今回復活すると発表されたのです。
これには、世界中のホンダファンが歓喜したはずです。

ただ、その発表のされ方がなんともユニークでした。

モントレー・カー・ウィークの夜空での発表

モントレー・カー・ウィーク

発表されたのは、2021年8月13日の夜空でした。

アメリカのカルフォルニア州で毎年行われているモントレー・カー・ウィークというイベントがあります。
このイベントは、毎年約10日間にわたってバラエティ豊かな車のイベントが開催される夏の祭典です。
2021年は、8月6日から8月15日まで開催されました。
このイベントの中で、夜空を舞台に、インテグラの復活が発表されたのです。

少し、その映像をご覧ください。

その発表方法は、東京オリンピックの開会式でも話題となった、ドローンによるものでした。
夜空に光を放つドローンが次々とそのフォーメーションを変えて絵や文字を浮かび上がらせます。

まず最初に、見せたのは、ホンダの高級車ライン「アキュラ」の文字。
そして、初代インテグラがアメリカで発売された1986年。
さらに、初代インテグラと思わせる車のシルエットでした。

その後、リチューンの文字。
ここでは、何がリチューンされるのか期待が膨らみます。
そして、2022という数字。
これは、2022年に発売されるということを意味するのでしょうか。

そして、ためにためて、インテグラの文字が発表されました。
つまり、2022年に、インテグラがアキュラブランドの車として復活するという発表だったのです。

この日、これと同時に、1つのティザー画像が発表されました。
それがこのヘッドライトの写真です。
この写真には、アキュラ特有の形をしたヘッドライトと、その下にインテグラの文字が刻まれています。

今回発表されたティザー画像

新型インテグラはどんな車なのか?

では、そんなインテグラは一体どんな車なのでしょうか?
日本での発売はあるのでしょうか?

それらについてご説明する前に、現在のアメリカにおけるアキュラの状況について少し見ていきましょう。
先ほども少しご説明したように、アキュラは、ホンダが主に北米で展開している高級車ラインです。
ただ、2020年の米国での販売台数を見てみると、ライバルであるトヨタのレクサスがに対して、販売台数は半分以下となっています。

こんな状況を打破しようと、この6年間、アキュラは構造改革を図っていました。
そんな中、アキュラのフラグシップ的存在となったのが、2016年に満をじして復活をしたNSXでした。

NSX

2016年の発売以降、NSXはまさにアキュラの顔というべき存在となりました。
ただ、実は、そんなNSXが今回のインテグラの発表とともに、生産中止が発表されました。

2千万円を超えるNSXは、アキュラのユーザーにとっても高価で手が出せない車となり、販売台数は低迷していました。
年間販売台数20万台を目指すアキュラとしては、高過ぎて売れないスポーツカーに替えて、低価格で販売台数が期待できるインテグラを発売するという決断をしたのです。

実際、この日の発表は、アメリカでは、NSXが生産中止となるというネガティブなニュースよりも、インテグラ復活の方がバリューが高いニュースとなっているようです。

新型インテグラはシビックタイプR?

では、そんな新型インテグラは一体どんな車なのでしょうか?
今分かっている情報を整理すると、まずそのプラットフォームは、シビックと同じプラットフォームとなるようです。

エンジンもシビックタイプRと同じ2リッター4気筒直噴ターボエンジンです。

シビック タイプR

シビック タイプRのエンジン

それじゃあ、シビックタイプRじゃんと思われる方もいると思いますが、どうやらその意見は否定できなさそうです。

実は、アメリカでは、シビックは4ドアセダンが一般的で、「シビック=スポーツモデル」というイメージが弱いようです。
したがってシビックのタイプRよりインテグラと言った方が、ファンにはササるのだそうです。

シビックセダン 2021年モデル

新型インテグラのデザイン

次に、デザインです。
新型インテグラのデザインについては、全貌はまだ明らかになっていません。
ただ、アキュラの副社長ジョン・イケダ氏は、「非常にスポーティでインテグラとして認識できるデザインに満足している」と語っています。

ただ、そう言われると、どんなデザインとなっているのか気になりますよね。
実は過去に何度かスパイショットが撮られていました。

これらの写真からなんとなくそのスタイリングが見えてきますが、なかなかかっこいいですね。

なお、このスパイショットから、様々な予想デザインが公開されています。

新型インテグラの予想画像

いかがでしょうか。
ヘッドランプの形状は今回実際に発表されたティザー画像とは異なりますが、こんなスポーツカーが出るのであればワクワクしますね。

新型インテグラの日本での発売はあるのか?

さて、では日本でも今後発売されるのか?ということですが、今回分かったのは、生産はアメリカで行われることと、シビックをベースとした車であるということです。
また、インテグラは、現在低迷中のアキュラの戦略車として発売されること。
そう考えると、正直、日本での発売はあまり可能性がないかもしれません。
日本では、シビックタイプRとの差別化が難しいですし、日本での発売となると、アメリカとは違う右ハンドル車の開発も必要となります。

とはいえ、まだ当然日本で発売されないという発表もされていないわけですから、期待して待ちましょう。

以下参考サイト
Octane
Wikipedia
くるまのニュース
Motor Trend

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