近年、世界的に「SUV」が人気ですが、最近では、コンパクトクロスオーバーSUVやクーペスタイルのSUVなど、SUVから派生した新たなスタイルの車が登場してきています。
しかし、一方でそれらのSUVは、本来SUVの特徴である”実用性”を打ち消すものであるとも言われています。
その1つの例が、「荷室広さ」です。
本来SUVは多くの荷物を積めることが、メリットでした。
しかし、近年流行しているSUVの中には、ハッチバック車よりも荷室が狭い車も多くあります。
そこで今日は、「荷物が全然乗らないじゃん!」と思わず文句を言いたくなるようなSUVをご紹介します。
※なお、本ランキングは、アメリカの自動車専門メディア「Motor Trend」の記事を元にしています。
5位 Audi Q3
荷室広さ0.47m3、後席収納時1.36m3
Audi Q3は基本的にA3の車高を上げ、SUVルックにしただけの車です。
ただ、ルーフが後方にいくに従って低くなっているため、荷室エリアの広さはA3以下となっているとのこと。
後席も、特に背が高い人には、ちょっと狭いと感じるのではないでしょうか。
4位 マツダ CX-3
荷室広さ0.35m3、後席収納時1.26m3
SUVルックではありますが、地上高はたったの15cmしかありません。
もはやオフロードカーではなく、ハッチバックをただリフトアップしただけの車です。
そのデザインは、”セクシー”だと世界中で絶賛されていますが、その分室内空間は期待できないようです。
実際、ハッチバックのアクセラよりも狭いようですね。
3位 メルセデス・ベンツ GLA
荷室広さ0.49m3、後席収納時1.23m3
基本的にAクラスの車高を上げただけで、室内空間はAクラスと同じです。
4WDがあるということがGLAとしての唯一の特徴のようです。
2位 Mini Countryman
荷室広さ0.46m3、後席収納時1.19m3
ミニ最初の4ドアモデルです。
これまでのミニのラインナップの中では、最も実用的な車かもしれませんが、SUVとしては圧倒的に荷室が狭いようです。
1位 日産 ジューク
荷室広さ0.29m3、後席収納時1.02m3
コンパクトクロスオーバーSUVの先駆者的な存在のジュークですが、その荷室は、バックドアを開けた瞬間から、「狭い!」と思ってしまうほどです。
見てもわかるように、リアルーフは低く、後席も非常に窮屈です。
いかがでしたでしょうか。
本日は、SUVなのに荷室が狭い車ワースト5をご紹介しました。
ただ、今日ご紹介した車はどれも非常に人気がある車ばかりです。
もうSUVとして、「荷室広さ」は必要条件ではないのでしょうか。
大切なのは、「SUVらいしスタイリング」だけなのかもしれません。