先日アメリカのデトロイトで世界3大モーターショーの1つであるデトロイトオートショー2016が開催されました。
今日は、そんなデトロイトオートショーで発表された、注目すべき車ベスト10をご紹介したいと思います。
Honda Ridgeline(ホンダ リッジライン)
ホンダのリッジラインは、一度廃止されたモデルですが、数年ぶりに新型が発表されました。
フルサイズSUVのPilot(パイロット)と非常によく似たフロントフェイスで、エンジンもPilot(パイロット)と同じ280hpの3.5L直噴V6エンジンを搭載しています。
前型モデルは、競合に比べて広い室内が好評でしたが、新型も同様に広い室内を維持しているとのこと。
さらに、乗り心地も向上しているといいます。
現在アメリカで、ピックアップトラックといえばFord F-150ですが、そんなF−150の牙城が崩せるのでしょうか?
Infiniti(インフィニティ) QX60
日産がアメリカで展開する高級車ブランド「Infiniti(インフィニティ)」のフルサイズSUV「QX60」がマイナーチェンジをしました。
エクステイリア、インテリアともにデザインが一新されています。
また、デザインだけでなく、サスペンションやステアリングも変更され、ボディロールや乗り心地、操縦安定性なども向上しているそうです。
先日発表されたQ60(スカイラインクーペ)と似たフロントフェイスでなかなかかっこいいですね。
Audi Q6 H-Tron Concept
アウディの燃料電池自動車のコンセプトカーです。
3つの水素燃料タンクを備えており、その航続距離は600km以上。
さらに、水素の補給時間はたったの4分で済むそうです。
サイズはQ5とQ7の中間くらいで、クーペスタイルのクロスオーバーのようです。
動力性能も非常によく、0−100km/hは7秒以下とのこと。
今後、燃料電池自動車の競争が激化しそうですね。
BMW X4 M40i
355hpの直列6気筒エンジンを搭載するスポーツアクティブクーペです。
SUVスタイルで車高が高いですが、0−100km/hはたったの4.7秒とのこと。
走破性もよく、加速も良いなんて、かなり楽しそうな車ですね。
Ford F-150 Raptor Super Crew
昨年発売されたF-150 Raptor SuperCabに対して、ホイールベースが300ミリ伸びたモデルです。
そのため、後席の広さが向上しています。
エンジンは、F-150 Raptor SuperCabと同じ450hpのツインターボV6エンジンと10速AT。
様々なニーズに合わせたF-150シリーズを発売することで、販売ボリュームを稼いでいます。
先ほどご紹介したホンダのRidgeline(リッジライン)はこの車に対抗できるのでしょうか?
Jeep 75th Anniversary Special Editions
ジープ75周年を記念して、全てのモデルでスペシャル・エディションが用意されました。
グリーンのボディと低光沢のブロンドホイールのカラーリングで昔ながらのジープをイメージしているそうです。
GMC Acadia(アカディア)
GMCのフルサイズSUV「Acadia(アカディア)」がフルモデルチェンジし、その新型を発表しました。
前型モデルに比べて、全長が約180ミリ短縮され、全高も約90ミリ下がり、サイズが全体的に若干小さくなっています。
また、前型モデルに対して300kg以上もの大幅な軽量化もされました。
さらに、緊急ブレーキや、サラウンドモニターシステムなどの先進装備の充実したそうです。
Nissan Titan Warrior Concept
ホンダに続き、日産も新型のピックアップトラックを発表しました。
エンジンは5.0Lの過給機付きディーゼルV8エンジン。
インテリアには、カーボンやスティッチ、クロムなどが多く使われ、競合のピックアップトラックと比べてデザイン性が高いモデルとなっています。
ニッチを攻めたこの戦略、果たしてどう転ぶのでしょうか?
Kia Telluride Concept
韓国メーカー「Kia(キア」)が新型フルサイズSUVを発表しました。
270hpの3.5L V6エンジンと130hpのモーターを併せもつハイブリッドモデルです。
日本ではKiaの車は販売されていませんが、アメリカでは近年かなりメジャーなメーカーへと成長しています。
人気の理由は、アメリカ人好みのスタイリングと価格の安さのようです。
この車も、エクステリアを見てみるとデザインにこだわりが多く見えます。
今後ますます日本車の脅威となるかもしれません。
Volkswagen Tiguan(ティグアン) GTE Active Concept
フォルクスワーゲンのSUV「ティグアン」にスポーツハイブリッドモデルが追加されます。
GTE(スポーツモード)、E(オールEVモード)、on-road(コンフォートエコモード)と1台で様々な走行モードが選べるのが魅力の1つのようです。
色々と世間を騒がせたフォルクスワーゲンですが、その技術力の高さは疑う余地はありません。
いかがでしたでしょうか? 本日はデトロイトオートショーで発表された注目すべき車10選をご紹介しました。
各社SUVやピックアップトラックの発表が多かったように感じます。 近年の原油安の影響でしょうか。
ただ、その一方でVW/Audiグループは着実に環境対策車を出してきています。
おそらくVW/Audiグループ以外のメーカーも各社環境対策技術に力を入れているはずです。
今後原油価格が底付いてからが、本当の勝負になるかもしれませんね。