みなさんはフェラーリのテーマパークがあることをご存知でしょうか?
先日、イタリアの高級スポーツカーメーカー「フェラーリ」が、中国でテーマパークの建設を開始したと発表しました。
実は、フェラーリがテーマパークを手がけるのは、今回で3度目です。
フェラーリ・ワールドと名付けられたテーマパークは、2009年にアラブ首長国連邦のアブダビに初めてオープンしました。
続いて、2010年にはスペインにオープンしています。
そして、今回中国に建設されるテーマパークが3つ目のフェラーリ・ワールドとなります。
そこで今日は、フェラーリ・ワールドとは一体どんなテーマパークなのかを知るために、すでにオープンしているフェラーリ・ワールド・アブダビについて、みなさんと一緒に見ていきたいと思います。
フェラーリ好きにはたまらないテーマパーク
フェラーリ・ワールド・アブダビは、ヤス島のベイサイドリゾート総合開発事業の一環として造成が進められ、2009年10月29日のアブダビGP初開催にあわせて同年11月4日にオープンしました。
敷地はアブダビGPが開催されるヤス・マリーナ・サーキットの第7コーナーグランドスタンドの向かい側。
屋内敷地面積は10万平方メートルにも及びます。
その敷地に覆い被さるように作られた三角形の紅い屋根はフェラーリGTカーのボディ側面にみられる伝統的な二重曲線をモチーフにしているようです。
高さは最高48メートル、外周部2200メートル、総表面積20万平方メートルという巨大建築物です。
そんなフェラーリ・ワールド・アブダビには、東京ドームの約5個分にもなる広大な敷地の中に、20種類以上のアトラクションを有し、その他、フェラーリグッズのオフィシャルショップや、イタリアや世界各国の食文化を味わえるレストランなどがあります。
それでは、実際にどんなアトラクションがあるのか、いくつか見てみましょう。
フォーミュラ・ロッサ
F1マシンの形をした4人乗りのジェットコースターです。
その加速は、0-100km/hが約2秒、最高速度は240km/hと、実際のフェラーリ以上のスピードを体感することができます。
Gフォース
地上62mの高さから急降下する絶叫マシンです。
F1マシンに乗った時と同じGを体感できるそうです。
フィオラーノ・GTチャレンジ
フェラーリF430スパイダー2台が並走して、まるでレースをしているかのような体験ができる体感型のジェットコースターです。
スクーデリア・チャレンジ
実際のフェラーリの車体に乗り込んで、走行シミュレーションができるアトラクションです。
ジュニア・グランプリ
小さなF1型のゴーカートでレースの雰囲気を味わうことができます。
その他にも、歴代の名車を集めたギャラリーや、フェラーリにまつわるショートフィルムを上映するミニシアターなどを備え、まさにフェラーリ好きの方からすると、憧れのテーマパークです。
これまでは、アブダビ、スペインとやや遠い国にしかありませんでしたが、今回中国に建設されるとのことなので、中国に旅行に行った際には、フェラーリ・ワールドに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
私も中国に行く機会があれば、是非訪れたいものです。