トヨタのヴォクシーとはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
スポンサーリンク

世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、トヨタのヴォクシーを紹介します。

スポンサーリンク

基本情報

ヴォクシーは、日本で製造・販売されている5ナンバーサイズのミニバンです。

現行モデルは、3代目で、2014年1月に発売されました。
コンセプトは、「父になっても自分のスタイルを貫きたい。”カッコいい”を諦めない。」です。

なお、2019年のミニバン販売台数は、1位のトヨタ シエンタ、2位の日産セレナに次いで3位でした。
ちなみに、兄弟車のノアが6位で、エスクァイアが8位なので、これらをトータルすると1位のシエンタを上回ります。

トヨタ ノア

トヨタ エスクァイア

歴代モデル

初代ヴォクシー

初代ヴォクシーは、2001年に、「ライトエース・ノア」の後継モデルとして発売されました。
なお、兄弟車のノアも同時に発売となりました。

発売当時は、2.0L直列4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションは4速AT、8人乗りのみの設定となっていました。
ただ、その後マイナーチェンジでトランスミッションはCVTとなり、5人乗り仕様が追加されています。

2代目ヴォクシー

2代目は、2007年6月に発売されました。
キャッチフレーズは「父になろう。」で、CMキャラクターは初代後期型から続投の反町隆史に加え、浅野忠信、布袋寅泰が起用されました。

エンジンが改良され、燃費性能が大幅に向上。
全車「平成22年度燃費基準+20%」を達成しました。

また、フロントグリルのエンブレムも専用仕様から、ネッツ店専売車種に与えられるNをモチーフにしたものに変更されました。

2014年1月に、現行モデルの5代目と入れ替わる形で、販売終了となりました。

なお、ヴォクシーのモデル経緯は以下のようになります。

スペック

パワートレイン

トヨタ ヴォクシーのパワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べます。

また、ガソリン車は2WDと4WD、7人乗りと8人乗りがそれぞれ選べます。
ハイブリッド車は2WD仕様のみ、7人乗りのみの設定です。

ガソリン車

ガソリン車のエンジンは、2.0L直列4気筒エンジンです。
エンジン型式は、3ZR-FAE。

ウィッシュやアイシス、3代目ハリアーに搭載されているエンジンと同じですね。

最大トルクは193Nm、最高出力は112kW。
組み合わされるトランスミッションはCVTです。

ハイブリッド車

ハイブリッド車のエンジンは、1.8L直列4気筒エンジンです。
エンジン型式は、2ZR-FXE。

C-HRハイブリッドやカローラハイブリッドに搭載されているエンジンと同じですね。

最大トルクは142Nm、最高出力は73kW。

なお、組み合わされるモーターは、型式は5JM。
最大トルクは207Nm、最高出力は60kWです。

また、駆動用のバッテリーは、 ニッケル水素電池で容量は6.5Ah。
フロント席の下に配置されています。

車両サイズ

トヨタ ヴォクシーの車両サイズは、全長:4,710mm、全幅:1,735mm、全高:1,825mm、ホイールベース:2,850mmです。

日産セレナの車両サイズは、全長:4,685mm、全幅:1,695mm、全高:1,875mm、ホイールベース:2,860mmなので、全長、全幅共に、ヴォクシーはセレナよりも若干大きいようです。

最低地上高は、160mm。
車両重量は、ガソリンが1,600kg。
ハイブリッド車は1,620kgです。

シャシー

トヨタ ヴォクシーのサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式。
リアは、2WD、4WD共にトーションビーム式です。

最小回転半径は、5.5m。

燃費

トヨタ ヴォクシーの燃費は、ガソリン車が、WLTCモードで13.2km/L。(JC08モードの記載は無し)
ハイブリッド車が、WLTCモードで19.0km/L。
JC08モードで22.8km/Lです。

競合の日産セレナe-POWERは、JC08モードで26.2km/Lなので、ヴォクシー ハイブリッドの方がカタログ燃費上は、セレナe-POWERよりも燃費は劣りそうです。

価格

トヨタ ヴォクシーの価格は、ガソリン車が2,813,800〜3,042,600円。
ハイブリッド車は3,347,300円〜です。

ガソリン車とハイブリッド車の価格差は、約30〜50万円ですね。

また、競合となる日産セレナは、ガソリン車が2,576,200円〜3,353,900円で、e-POWERが2,997,500円〜3,532,100円なので、価格はほとんどセレナと同じですね。

特徴

続いて、トヨタ ヴォクシーの特徴を順番に見ていきましょう。

こだわりのエクステリアデザイン

上でもご紹介したように、ヴォクシーのコンセプトは、「父になっても自分のスタイルを貫きたい。”カッコいい”を諦めない。」です。
このコンセプト通り、エクステリアデザインは、前型モデルに対して、かなりこだわりを持ってデザインされていることが分かります。

フロントフェイスは、2段ヘッドランプとそれに繋がるグリルのラインが特徴的です。
どことなくヴェルファイアを彷彿とさせるような力強さを感じますよね。

このフロントフェイスは、”毒気”のあるカッコ良さが追求されたといいます。

さらに、フロントバンパーの左右には、エアインテーク風のデザインが施されており、ミニバンらしくないスポーティーさを感じさせます。
まさに、コンセプト通り、見た目にもこだわったミニバンです。

様々なシートアレンジ

ヴォクシーは、様々なシートアレンジができ、シーンによって、様々な使い方ができます。

7人乗りの場合は、以下の9種類。

1. スーパーリラックスモード
サードシートを横に跳ね上げて格納すると、まるで家のリビングにいるようなくつろげる広い空間が生まれます。

2. フリーアクセスモード
2列目シートを横にスライドさせると、2列目に座りながら、3列目シートに乗り込むことができるようになります。

3. だんらんモード
2列目シートを前にスライドさせて、前席に近づけることで、4人でワイワイと会話を楽しむことができます。

4. 後席トライアングルモード
2列目に座る時に、後方にスライドすることで、2列目と3列目それぞれに乗った子供を同時にケアすることができます。

5. 前席ベビーケアモード
運転している時に、小さな子供を2列目に乗せていても、2列目を前にスライドさせておくことで、停車中に子供をケアすることができます。

6. フロントフラットソファーモード
前席のシートバックを倒して、2列目と合わせてフラットにすることで、身体を伸ばしてゆったりできるので、仮眠の時に便利です。

7. ラゲッジモード
3列目シートを横に跳ね上げれば、2列目に人が乗っていても、荷物を十分に詰めます。

8. ビッグラゲッジモード
2列目シートを前にスライドさせて、3列目シートを跳ね上げれば、後側を全て荷室として使うことができます。

9. リアフラットラゲッジモード
後側を全てフラットにすれば、駐車時などに横になって休めるようになります。

8人乗りの場合は、以下の5種類のアレンジが可能です。

1. フロントフラットソファーモード
前席のシートバックを倒して、2列目と合わせてフラットにすることで、身体を伸ばしてゆったりできるので、仮眠の時に便利です。

2. ラゲッジモード
3列目シートを横に跳ね上げれば、2列目に人が乗っていても、荷物を十分に詰めます。

3. ビッグラゲッジモード
2列目シートを前にスライドさせて、3列目シートを跳ね上げれば、後側を全て荷室として使うことができます。

4. リアフラットラゲッジモード
後側を全てフラットにすれば、駐車時などに横になって休めるようになります。

5. 2列目ロングスライドモード
2列目シートをチップアップさせて、一番前までスライドさせれば、大柄の人でもラクに3列目に乗り込むことができます。

乗り込み易い低フロア

ヴォクシーは、フロア高さが360mmとなっており、乗り降りがし易いのが特徴です。
このクラスのミニバンの中で最も低いフロア高さとなっています。

床下の燃料タンクを薄くして、フロアの左半分に寄せることでこのフロア高さを実現したようです。
これによって、ドアを開けた瞬間から、室内の広さを感じられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
燃費は、競合の日産セレナに及びませんでしたが、2列目シートのスライド量だったり、フロア低さは、他のミニバンには無いものでした。

また、特にエクステリアデザインのこだわりは、便利なミニバンが欲しいけど、かっこいい車がいいという方のニーズをしっかりと捉えられるものになっているのではないでしょうか。

是非気になる方は、チェックしてみて下さい。

ヴォクシーホームページ

タイトルとURLをコピーしました