日産セレナはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、日産のセレナを紹介します。

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基本情報

セレナは、日本で製造・販売されているミニバンです。

現行モデルは、5代目で、2016年7月に発売されました。
発売から約1ヶ月を経過した2016年8月には、総受注台数が20,784台となり、月間販売目標(8,000台)の2.5倍に達し、一躍ベストセラーとなっています。

この年、「グッドデザイン賞」や「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」、「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」イノベーション部門賞などを受賞。

翌年、2017年には、ミニバン販売台数第1位となりました。

さらに、2018年2月には「セレナ e-POWER」が発売され、この年、2年連続でミニバン販売台数第1位を達成しています。

2019年は、トヨタ シエンタに1位の座を譲りましたが、依然として2位につけています。

歴代モデル

初代セレナ

初代セレナは、1991年に、フルキャブオーバータイプの車「バネット コーチ」の後継モデルとして、「バネット セレナ」という名前で発売されました。
まだミニバンというセグメントが一般的ではなかった当時、トヨタ エスティマと並んで、ミニバンの草分け的な車でした。

車の構造としては、前型のバネットと同じように、助手席下にエンジンを搭載したキャブオーバー構造を採用。
エンジンは、1.6L、2.0L、2.0Lターボの3種類で、2WDと4WDがそれぞれ選べました。

バックドアが観音開きとなっているのが特徴です。

なお、設計・生産・デザインは全て愛知機械工業にて行われています。

2代目セレナ

2代目は、1999年6月に発売されました。
バネットと同様に愛知機械工業にて開発されていたミニバン「ラルゴ」とモデル統合し、日産初のFFの乗用車タイプのミニバンとして登場しました。

エンジンは2.0Lガソリンエンジンと2.5L直噴ディーゼルエンジンの2種類。
それぞれに対して、2WDと4WDが選べ、ガソリン車全車にはトランスミッションにクラス初のCVTが搭載されました。

3代目セレナ

3代目は、2005年5月に発売されました。
3代目から、エンジンが2.0Lのガソリンエンジンのみとなりました。
組み合わされるトランスミッションは、CVTです。

また、シフトレバーの位置がコンソールから、インパネ式へと変更。
リアブレーキは、ドラムブレーキからディスクブレーキへと変更されました。

2007年には、スズキへOEM供給され、「ランディ」という名前で販売されました。

また、2010年には、セレナとして国内累計販売台数100万台を達成しました。

4代目セレナ

4代目は、2010年10月に発売されました。
前型モデルの2.0Lエンジンをベースとして開発された2.0L直噴エンジンを搭載し、燃費を改善。
「平成22年度燃費基準+25%」を達成しました。

また、「ワンタッチオートスライドドア」や「アラウンドビューモニター」などを新たに搭載しています。

2011年の販売台数は84,359台となり、ミニバン販売台数No.1。
2012年は前年を上回る96,020台となり、2011年に引き続き2年連続でミニバンNo.1。
さらに、2013年の販売台数が96,407台となり、2007〜2009年の時以来となる3年連続ミニバンNo.1となりました。

2016年7月に、現行モデルの5代目と入れ替わる形で、販売終了となりました。

セレナのモデル経緯は以下のようになります。

スペック

パワートレイン

日産セレナのパワートレインは、ガソリン車とe-POWERが選べます。
また、ガソリン車は2WDと4WDが選べます。
e-POWERは2WD仕様のみの設定です。

2.0Lエンジン

セレナ ガソリン車

2.0Lエンジンは、直列4気筒直噴エンジンです。
エンジン型式は、MR20DD。

エクストレイルに搭載されているエンジンと同じですね。

最大トルクは200Nm、最高出力は110kW。
組み合わされるトランスミッションはCVTです。

e-POWER

セレナ e-POWER

e-POWERのエンジンは、1.2Lの直列3気筒エンジンです。
エンジン型式は、HR12DE。

ノートe-POWERに搭載されているエンジンと同じですね。

最大トルクは103Nm、最高出力は62kW。

E-POWERはこのエンジンを発電機として搭載しています。

なお、組み合わされるモーターは、型式がEM57。
最大トルクは320Nm、最高出力は100kWです。

また、駆動用のバッテリーは、リチウムイオン電池でノートe-POWERと同じようにフロント席の下に配置されています。

車両サイズ

日産セレナの車両サイズは、全長:4,685mm、全幅:1,695mm、全高:1,875mm、ホイールベース:2,860mmです。

最低地上高は、140mm。

車両重量は、ガソリン車2WDが1,650〜1,710kg。
ガソリン車4WDが1,750〜1,790kg。
e-POWERは1,740〜1,780kgです。

シャシー

日産セレナのサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式。
リアは、2WDの場合トーションビーム式、4WDはマルチリンク式です。

最小回転半径は、5.5m。
ただし、ハイウェイスター仕様は5.7mとなるようです。

燃費

日産セレナの燃費は、仕様によって様々ですが、ガソリン車の2WDが、JC08モードで16.6km/L。
ガソリン車4WDが、15.0km/L。
e-POWERの場合、26.2km/Lです。

競合のトヨタ ヴォクシー ハイブリッドは、JC08モードで22.8km/Lなので、セレナe-POWERの方がカタログ燃費上は、ヴォクシーハイブリッドよりもだいぶ燃費が良さそうですね。

価格

日産セレナ価格は、ガソリン車が2,576,200円〜3,353,900円。
e-POWERが2,997,500円〜3,532,100円です。

ガソリン車とe-POWERの価格差は、約20〜40万円ですね。

また、競合となるトヨタ ヴォクシーは、ガソリン車が2,813,800〜3,042,600円で、ハイブリッド車は3,347,300円〜なので、価格はほとんどヴォクシーと同じですね。

特徴

続いて、日産セレナの特徴を順番に見ていきましょう。

超ロングスライドの2列目シート

セレナの2列目シートは、最大690mmの超ロングスライドとなっているため、大人でも足を伸ばせるほどの広々空間となります。
キャンプや子供のスポーツ大会の時など、着替えも楽々できそうです。

また、逆にチャイルドシートを装着した2列目シートを前に出せば、運転席とチャイルドシートの距離を近づけることができるので、子育て中のママにも安心です。

ハンズフリーオートスライドドア

セレナには、両手が塞がっていても足をかざすだけでドアを開けることができる「ハンズフリーオートスライドドア」が搭載されています。

例えば、寝ているこどもを抱いていたり、両手に荷物を持っている時でも、インテリジェントキーをバッグやポケットに入れたまま、スライドドアの下に足先をスッと入れてサッと引くだけで、ドアを自動で開けたり閉めたりすることができます。
キーを取り出したり、ドアハンドルにさわる必要がないので、とても便利ですよね。

デュアルバックドア

セレナのバックドアには、通常の約半分のスペースがあれば開閉できるハーフバックドアが設定されています。
狭い駐車場など、後ろに停まっているクルマや壁からの距離が近くても、気軽にドアを開けて荷物の出し入れが可能です。

また、荷物をたくさん積んでいるときも、ハーフバックドアだけを開けることができるので、荷物が雪崩のようにならなくて済むので便利です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ミニバン販売台数ランキング常に上位の車というだけあって、細部までこだわって作られた使い勝手の良さそうなミニバンでした。
特に、子育て中の人のことを考えた設計になっていて、便利な機能も満載です。

是非気になる方は、チェックしてみて下さい。

セレナホームページ

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