トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)ハイブリッドとはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、トヨタのシエンタ(SIENTA)ハイブリッドを紹介します。

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基本情報

トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)は、トヨタが日本で製造・発売しているコンパクトミニバンです。

現行モデルがシエンタ(SIENTA)としては2代目で、ガソリン車とハイブリッド車の仕様があります。
ハイブリッド車は、ガソリン車の発売と同じ2015年7月に発売されました。

スペック

パワートレイン

シエンタ(SIENTA)のパワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではハイブリッド車についてご紹介します。
ガソリン車はこちら

ハイブリッドシステムは、「アクア」に搭載されていた1.5Lハイブリッドシステム(リダクション機構付THS-II)をベースに、直列4気筒DOHCの1.5Lエンジン「1NZ-FXE」型とモーターには新形式の「2LM」型を採用しました。
トランスミッションは電気式無段変速機を組み合わせ、駆動方式は2WDのみの設定となっています。

エンジンは1.5L直列4気筒エンジン。
最大トルクは111Nm、最高出力は54kWです。

エンジンに組み合わされるモーターは、最大トルク169Nm、最高出力45kW。
トヨタが販売するタクシー専用車のジャパンタクシーも同じモーターが搭載されています。

搭載されるバッテリーは、ニッケル水素電池で、容量は6.5Ahです。

車両サイズ

シエンタ(SIENTA)ハイブリッドの車両サイズは、全長:4,260mm、全幅:1,695mm、全高:1,675mm、ホイールベース:2750mm。
ガソリン車と全く同じです。

シエンタ(SIENTA)ハイブリッドの車両重量は、1,380kg。
ガソリン車2WDが1,320kgですから、ハイブリッドになることで約60kg重たくなっています。

また、最低地上高は、ガソリン車と同じく145mmです。(ガソリン車の4WDは130mm)

最小回転半径は5.2m。
これもガソリン車と同じですね。

燃費

シエンタ(SIENTA)ハイブリッドの燃費はJC08モードで28.8km/Lです。
ホンダ フリード ハイブリッド(2WD)がJC08モードで28.0km/Lなので、カタログ値上の燃費はほとんどフリードと同じですね。

ちなみに、シエンタのガソリン車2WDはJC08モードで20.2km/Lなので、ハイブリッドにするとガソリン車に対して約9km/Lほど良くなります。

価格

シエンタ(SIENTA)ハイブリッドの価格は、2,227,500円〜2,579,500円です。

ホンダ フリード ハイブリッドの価格が、2,561,900円〜3,040,400円ですから、比較するとシエンタ ハイブリッドの方が25〜45万円ほど安いようです。

ちなみに、シエンタ(SIENTA)のガソリン車が1,809,500円〜2,213,200円なので、ガソリン車とハイブリッド車の価格差は40万円ほどです。

こちらのサイトでは、7年間・8万4千キロ走行すると仮定した場合、ハイブリッド車の方がお得だと結論付けていますね。

メカニズム

シエンタハイブリッドの外見やサイズは、ガソリン車と全く違いが無いですが、その中身はどうなっているのでしょうか。

それでは、ハイブリッド車に無くてはならないバッテリーがどこに置いてあるか見てみましょう。

ハイブリッドバッテリーの搭載位置は、ホンダ フリード ハイブリッドと同じ前席の下です。

アクアをはじめ、トヨタのハイブリッド車の場合、ハイブリッドバッテリーは通常後席の下に搭載されていました。
ただ、それだとシートアレンジが自在なコンパクトミニバンを作ることができないため、シエンタは、バッテリーパックを冷却するブロアなどの配置を工夫し、容量を減らすことなくバッテリーパックの高さを10%程度小さくして、前席の下に配置したといいます。
ちなみに、バッテリーのスペックは基本的にアクアと同じです。

さらに、燃料タンクは2列目シートの下に配置。

これによって、ラゲッジエリアのスペースは、ガソリン車とほとんど同じ状態となっています。
ただ、ハイブリッドの場合、補機バッテリーをラゲッジに搭載していることから、アンダーボックスの容量がガソリン車と比べると半分ほどに減ってしまっています。

まとめ

ホンダ フリード ハイブリッドと比べると、4WDの設定が無いのは少し残念ですが、この価格でこの燃費とこの使い勝手の良さだと考えると非常に良い車だと思います。

またハイブリッド車にしても車内の空間の広さがガソリン車とほとんど変わらないのは嬉しいですね。
シートアレンジも、ラゲッジ広さもガソリン車とほとんど同じなので、実際に使っているとハイブリッドシステムが搭載されていることを忘れてしまいそうです。

実際、販売台数も、ガソリン車とハイブリッド車は3:7でハイブリッド車の方が多いようです。
それも頷けますね。

気になる方は是非チェックしてみて下さい。

シエンタ(SIENTA)ホームページ

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