世界の様々な車を紹介するコーナー。
今日は、トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)を紹介します。
基本情報
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)は、トヨタが日本で製造・発売しているコンパクトミニバンです。
現在のモデルがシエンタとしては2代目となります。
初代シエンタは、2003年より製造・販売されました。
当時は、2001年に登場したホンダ フリードの前型モデル「モビリオ」の競合として登場しました。
キャッチフレーズは「瞬間・楽乗り・三列」。
カローラ店とネッツ店で販売されています。
(出処:ウィキペディア)
2代目となる現行モデルは、2015年7月に発売されました。
この2代目は、ハイブリッド仕様が追加されたことに加えて、プラットフォームやエンジンが刷新されました。
これによって、室内空間の広さや燃費を大きく改善され、ベストセラーとなっています。
2019年8月には、日本自動車販売連合会の統計においてミニバンとしては史上初めて登録車の新車販売台数月間1位を記録しています。(出処:ベストカーweb)
また、シエンタには、2列シート仕様、3列シート仕様、車椅子仕様が用意されています。
スペック
パワートレイン
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)のパワートレインは、1.5Lのガソリン車(2WD)と1.5Lガソリン車(4WD)と1.5Lのハイブリッド車が選べます。
ちなみに、ガソリンエンジンで4WDが設定されているのは、3列仕様のみです。
ここでは、ガソリン車についてご紹介します。
ハイブリッド車はこちら
1.5Lガソリンエンジン(2WD)
2WD用の1.5Lガソリンエンジンは、直列4気筒直噴エンジン(2NR-FKE)です。
スペイドやポルテ、カローラフィールダーに搭載されているエンジンと同じですね。
最大トルクは136Nm、最高出力は80kW。
このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、CVTです。
1.5Lガソリンエンジン(4WD)
4WD用の1.5Lガソリンエンジンは、直列4気筒直噴エンジン(1ZN-FE)です。
最大トルクは132Nm、最高出力は76kW。
このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、CVTです。
車両サイズ
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)の車両サイズは、全長:4,260mm、全幅:1,695mm、全高:1,675mm(4WDは1,695mm)、ホイールベース:2750mm。
いわゆるコンパクトハッチバックと呼ばれるサイズです。
ホンダ フリードの車両サイズが、全長:4,265mm、全幅:1,695mm、全高:1,710mm、ホイールベース:2740mmなので、ホンダ フリードとだいたい同じくらいのサイズ感です。
車両重量は、2WDが1,320kgで、4WDが1,380kg。
最小回転半径は、5.2mです。
最低地上高は、2WDが145mm、4WDが130mm。
最低地上高は2WDよりも4WDの方が低いんですね。
サスペンション
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)のサスペンション形式は、フロントがマクファーソンストラット式で、リアが2WDはトーションビーム式、4WDがダブルウィッシュボーン式です。
燃費
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)の燃費は、JC08モードで2WDが20.2km/L、4WDが15.4km/Lです。
競合のホンダ フリードは、2WDの燃費がWLTCモードで19.0km/L、4WDが16.4km/Lなので、単純にカタログ燃費で比較すると、2WDは、トヨタシエンタが少しだけ差をつけている感じですね。
価格
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)の価格は、1,809,500円〜2,213,200円です。
ホンダ フリードの価格が1,997,600円〜2,638,900円なので、グレードにもよりますが、価格はシエンタの方がフリードよりも若干安いようです。
特徴
トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。
埋め込める3列目シート
ホンダ フリードもそうですが、こういった3列シート車の3列目シートは大概格納したい時は、横に跳ね上げて格納するタイプだと思います。
ただ、このタイプは、3列目シートを格納すると、その分ラゲッジエリアが少し狭くなってしまうんですよね。
けど、シエンタは、3列目シートを2代目シートの下に格納することができるのです。
そのため、3列目シートを使わない時でも、ラゲッジスペースに影響を与えることはありません。
2列目シートも前に折りたたんでしまうことができるので、ラゲッジ最大モードでは、自転車を2台も立てたまま積むことができます。
これはかなり魅力的ですね。
3つのシートバリエーションとラゲッジバリエーション
シエンタもフリードと同じように、3列シート仕様と、2列シート仕様が用意されています。
この2つのバリエーションで、シートアレンジとラゲッジルームの仕様が異なるので、それぞれを順番に見ていきましょう。
3列シート仕様
上でも書きましたが、3列シート仕様の場合、3列目シートは2列目シートの下に格納することができます。
さらに、2列目シートは前に折りたたんでおくことができるので、ラゲッジ最大モードでは、1,430mmもの長さがラゲッジスペースとして使えることになります。
ラゲッジフロアは、一部少し出っ張っているところがありますが、基本的にはフラットなので、長い物やベビーカー、自転車などを積みたい時には助かります。
2列シート仕様
2列シート仕様は、3列目のシートが無いので、ラゲッジ最大モードにしたい時は、2列目シートを倒せば、そのままフラットなラゲッジルームが出来上がります。
そのラゲッジスペースの長さは、なんと2メーター以上。
車格以上の広さ感です。
さらに、2列シート仕様の場合、ラゲッジボード下にも収納BOXがあるので、普段あまり使わないけれども常に車に載せておきたいと思うような物を収納するのに助かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンパクトな車格ですが、室内が広くてとても使い易い車でした。
競合のホンダ フリードと比べると、3列目シートを2列目の下に格納できるので、ラゲッジエリアをより広く使えるところがメリットだと思います。
2WDの燃費の良さも特徴ですね。
是非気になる方は、チェックしてみて下さい。