いすゞ D-MAXとはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
3代目 D-MAX
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、いすゞ D-MAXを紹介します。

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基本情報

いすゞ D-MAXは、いすゞがタイで生産しているピックアップトラックです。

主に、タイを含む東南アジアで販売されていて、6割がピックアップトラックで占められているといわれるタイ市場では、トヨタ「ハイラックス」と並ぶ2大人気車種となっています。

タイ・ゲートウェイ工場での製造風景

タイの他にも、オーストラリアやインドネシアなどで販売されていますが、残念ながら現在日本での販売はありません。

現在のモデルがD-MAXとしては3代目となります。

初代D-MAX

初代D-MAXは、GMと共同開発され、2002年より製造・販売されました。

タイでは、その燃費の良さと高い耐久性が評価され、特に若者の間で人気の車となりました。
2005年にはタイ年間過去最高販売台数163,153台を記録し、2005年タイ カーオブザイヤー、ベストセラーピックアップ、最優秀省燃費ピックアップを受賞しています。

なお、いすゞが販売網を持っていない地域では、シボレーにOEM供給され、シボレー コロラドという名前で販売されました。

2代目 D-MAX

2代目は、2011年にタイを皮切りに世界各国で発売されました。
この年の第42回東京モーターショーにも出展されています。
この2代目も初代に引き続きタイでは非常に人気のモデルとなり、タイのベストセラーピックアップ、最優秀省燃費ピックアップ、ベストライフスタイルピックアップの3つの賞を受賞しました。

さらに、この2代目からは、イギリスでの販売も開始されました。

なお、この2代目モデルは、「パパモビル」に選ばれたことでも有名です。
パパモビルとはバチカン市国のローマ法王が使用する教皇車のこと。
これにD-MAXが採用されました。
かつてはメルセデスベンツのゲレンデヴァーゲンなどが採用された実績がありますが、いすゞ車では初めての採用となりました。
ローマ法王は「世界で最も有名なD-MAXオーナー」と言えるかもしれません。

3代目 D-MAX

3代目となる現行モデルは、2019年に発売されました。
この3代目はゼネラルモーターズとのピックアップ事業の提携を解消したことに伴い、シボレー・コロラドとの兄弟車ではなくなっています。

なお、D-MAXの名前の由来は、ディーゼル(Diesel)・直噴(Direct Injection)・デザイン(Design)・ 耐久性(Durability)・ドラゴン(Dragon=先代車のイメージキャラクター)の「D」と、「MAX」は、デザイン・サイズ・快適性・テクノロジー・パフォーマンス・安全性・耐久性・ラインアップ の最大、最極化を表現しているようです。

スペック

パワートレイン

いすゞ D-MAXのパワートレインは、3.0Lディーゼルエンジンと、1.9Lディーゼルエンジンの2種類です。

1.9Lディーゼルエンジン

1.9Lディーゼルエンジンは、直列4気筒ターボエンジンです。
エンジン型式はRZ4E-TC。

最大トルクは350Nm、最高出力は110kW。

変速比の最適化、制御の改善により動力性能の向上を図っています。

このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速MTと6速ATです。

3.0Lディーゼルエンジン

3.0Lディーゼルエンジンは、直列4気筒ターボエンジンです。
エンジン型式は4JJ3-TCX。

最大トルクは450Nm、最高出力は140kW。

250MPaの高噴射圧、電制VGSターボ、遮熱コートピストン、ダブルシザーズギヤの採用等により高出力、低燃費、低騒音を実現しました。

このエンジンも、組み合わされるトランスミッションは、6速MTと6速ATです。

車両サイズ

いすゞ D-MAXの車両サイズは、全長:5,265mm、全幅:1,870mm、全高:1,790mm、ホイールベース:3,125mmです。(2列4ドアの「ダブルキャブ / Crew Cab (4×4)」の場合)

車両重量は、1,890kg。

最小回転半径は、6.1mです。
前型モデルに対して、タイヤ切れ角を拡大したことにより、最小回転半径を縮小し、取り回し性の向上を図りました。

サスペンション

フロントサスペンションは、ハイマウント式アッパーリンクを採用。

さらに、リヤサスペンションは、リーフトレッドを拡大し、ショックアブソーバーの取付角度を立てることで、操縦安定性の向上を図っています。

特徴

いすゞ D-MAXの特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

用途に合わせた3つのボディタイプ

「シングルキャブ / Regular Cab」

「エクステンドキャブ / Space Cab」

「ダブルキャブ / Crew Cab (4×4)」

いすゞD-MAXには、1列シート2ドアの「シングルキャブ / Regular Cab」と2列シート2ドアの「エクステンドキャブ / Space Cab」と2列4ドアの「ダブルキャブ / Crew Cab (4×4)」、3種類のボディタイプがあります。

この多彩なバリエーションによって、トラック本来の用途だけでなく、乗用車ユースの領域まで、幅広いユーザーのニーズに応えているのです。

トラックの域を超えた内装

ピックアップトラックというと、もう少し無骨で荒っぽい内装デザインを想像する人も多いと思いますが、いすゞD-MAXは、内装のデザインや質感が普通の乗用車に引けをとらないくらい良く、さらに、装備も充実しています。
そこが人気の理由の1つとなっています。

メーターには、カラーのフル液晶ディスプレイを採用。
さらに、インストルメンタルパネルの中央部には、9インチHDタッチスクリーンを配置しました。
「Apple Carplay」や「Android Auto」に対応し、さらに音声認識にも対応しています。

フロントシートクッションには低反発のMDIウレタンを採用し、長距離走行時の疲労低減を図りました。
また、8ウェイパワーシートを設定することで特にサイサポートの改善を実現。
さらに、全車にむち打ち対応フロントシートを採用し、またベルト装着を促すためのシートベルトリマインダーを装着する等、安全性にも配慮しています。

空調システムは、左右席で独立した温度設定ができるデュアルゾーン空調システムを採用。

ハンドルは、幅広い体格のユーザーに適応するため、4方向に調整可能なチルト・テレスコピック式コラムを採用しています。

徹底した軽量化

D-MAXは軽量化を徹底し、燃費向上を図っています。

車体には、980MPaの高張力鋼板を採用し、強度剛性の向上を行いつつ軽量化を図りました。
また、390MPa以上の高張力鋼板の使用率は30%から46%に高められたようです。

フレーム部分は、断面を拡大し、クロスメンバー配置の適正化を行なうことで、衝撃吸収特性を改良し、剛性や安全性を高めながら軽量化を実現しました。

さらに、アルミ1本プロペラシャフトを採用し従来のプロペラシャフトに比べて大きく軽量化を図っています。

これらによって、前モデルと比較して燃費は 2-7%改善。
さらにボディー剛性は高張力鋼板を使うなどにより20%高められているといいます。

まとめ

日本では、トラックメーカーという印象の強い「いすゞ」ですが、海外では乗用車メーカーとしても認知されており、さらに今日ご紹介した「いすゞD-MAX」は、タイの乗用車市場で1位、2位を争うほどの人気車種でした。

タイでは、D-MAXの警察車両も街中で頻繁に見かけるほど。

様々なニーズに対応するボディバリエーションと、そのデザインの良さ、さらに装備の充実が人気の理由のようです。
これだったら日本でも販売してほしいという声も多く上がるのではないでしょうか。

ただ、残念ながら今のところ、日本での販売はないようです。

いすゞ D-MAXホームページ

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