世界の様々な車を紹介するコーナー。
今日は、ホンダのヴェゼル(VEZEL)を紹介します。
基本情報
ヴェゼル(VEZEL)は、ホンダが日本や北米、中国、欧州など、世界中で発売しているコンパクトSUVです。
日本、中国、香港以外の国では、「HR-V」という名前で販売されています。
現行モデルがヴェゼル(VEZEL)としては初代モデルで、日本では2013年12月に発売されました。
日本では、2014年度(2014年4月-2015年3月)における販売台数が100,479台となり、SUV新車登録販売台数第1位を獲得しています。(出処:ウィキペディア)
スペック
パワートレイン
パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではガソリン車について紹介したいと思います。
ハイブリッド車についてはこちら
ガソリンエンジンは1.5L 直列4気筒VTEC 直噴DOHCエンジン。
最大トルクは155Nm、最高出力は96kWです。
エンジンに組み合わされるトランスミッションは、CVTです。
なお、ガソリン車モデルもハイブリッド車モデルも、2WDと4WDが選択できます。
車両サイズ
ヴェゼル(VEZEL)の車両サイズは、全長:4,330mm、全幅:1,770mm、全高:1,605mm、ホイールベース:2610mm。
いわゆるCセグメントSUVと呼ばれるサイズです。
競合車と比べると、トヨタのC-HRよりも少し小さいサイズ感ですね。
車両重量は、1,180〜1,360kg。
最低地上高は2WDが185mm、4WDは170mmです。
コンパクトSUVとしては、それなりに地上高も確保されています。
燃費
ヴェゼル(VEZEL)の燃費はJC08モードで2WDが21.2km/L、4WDが19.6km/Lです。
トヨタC-HRのガソリン車モデルがJC08モードで、2WDが16.4km/L、4WDは15.4km/Lなので、C-HRには燃費で若干優っています。
価格
ヴェゼル(VEZEL)の価格は、2,075,000円〜2,903,040円。
トヨタC-HRが、2,290,000円〜2,655,200円なので、価格帯はC-HRとほとんど同じですね。
特徴
ヴェゼル(VEZEL)の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。
自在のシートアレンジとラゲッジの広さ
基本的にホンダ フィットをベースに作られたヴェゼル(VEZEL)は、フィットと同様にシートアレンジが自在に行なえるのが特徴です。
例えば、後席は、6:4分割で倒せますし、倒した後は完全にフラットなラゲッジエリアとなります。
また、後席を畳むことができるので、後席の空間に自転車などちょっと背の高い荷物を載せたい時は便利です。
(出処:ヴェゼル(VEZEL)語り)
ヴェゼルのラゲッジルーム容量は、404Lです。(後席を使用した通常時)
ちなみに、トヨタC-HRは318Lなので、比較するとかなり広いですね。
また、後席を使用しながら、一般的な9.5インチゴルフバッグが3個積むことができるようです。
こう見ていくと、SUVとして重要なラゲッジルームの広さは、文句無しですね。
使い勝手はかなり良さそうです。
収納効率の高いコンソール
また、センターコンソールはかなり使い勝手や収納効率を考えられた形状となっています。
まず特徴的なのが、ブリッジ状の形。
シフトノブがついている部分の下側に大きく穴が空いているような形状となっていて、この部分を収納スペースとして使うことができるようになっています。
従来の車は、メカによるシフトだったので、コンソールのこの部分には大きなシフトデバイスが搭載されていたのですが、ヴェゼル(VEZEL)は電制シフトになったので、大きなデバイスを搭載する必要がなくなり、このスペースを有効活用できるようになりました。
両サイドには、スマホ用のポケットが備わっているのも便利ですね。
ドリンクホルダーは、形状を調整できるため、様々な大きさ、高さ、形状の容器に対応できます。
また、コンソールボックスの深さは120mmもあり、ここもしっかりと収納できます。
(出処:Motor Fan)
まとめ
やっぱり「ホンダ」ですね。
空間の使い方が非常にうまいなと思わされる車でした。
この車を見ると、「メカミニマム、マンマキシマム」のホンダ特有の精神が出ています。
価格も車両サイズも近いトヨタC-HRと比べると、室内広さやラゲッジなどの収納力は圧倒的にヴェゼル(VEZEL)に軍配が上がります。
SUVとしてのユーティリティーを重視される方は、是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか。