世界の様々な車を紹介するコーナー。
今日は、ホンダのCR-Vハイブリッドを紹介します。
基本情報
CR-Vは、日本や北米、中国など世界中で販売されているSUVです。
現行モデルは、5代目で日本では、2018年8月に発売されました。
CR-Vとしてハイブリッド車の設定はこの5代目のモデルで初めてです。
今のところガソリン車とハイブリッド車の販売比率は55：45とのこと。(出処：webCG)
なかなかハイブリッド車を選ぶ人が多いんですね。
スペック
パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではハイブリッド車についてご紹介します。
ガソリン車はこちら
ハイブリッドシステムは、アコードハイブリッドや、インサイトと同様の「SPORT HYBRID i-MMD」に初めて「4WD」を設定しています。
エンジンは2.0L DOHC i-VTEC。
最大トルクは175Nm、最高出力は107kWです。
エンジンに組み合わされるモーターは、最大トルク315Nm、最高出力135kWです。
また、動力用バッテリーは、リチウムイオン電池を合計72個搭載しています。
車両サイズは、全長：4,605mm、全幅：1,855mm、全高：1,680mm(2WD)、1,690mm(4WD)で、ガソリン車と全く同じです。
燃費
燃費はJC08モードで25.8km/L、WLTCモードで21.2m/Lです。
トヨタ ハリアーハイブリッドがJC08モードで21.4km/L、日産エクストレイルハイブリッドが20.8km/Lなので、おそらくこのクラスのSUVとしては、今のところ最も燃費がいい車なのではないでしょうか。
価格
価格は、3,784,320円〜4,000,320円。
日産エクストレイルハイブリッドの価格が、2,623,320円〜3,096,360円ですから、比較するとかなり高いですね。
トヨタハリアーハイブリッドが3,774,600円〜4,634,280円なので、CR-Vハイブリッドはハリアーハイブリッドと同クラスの車ということになります。
こうなるともう高級SUVですね。
ガソリン車モデルとの違い
外見やサイズはガソリン車と全く違いは無いのですが、ハイブリッドモデルは、以下3つの点がガソリン車とは違うようです。
①最低地上高が10mm低い
②3列シート車の設定が無い
③ラゲッジボード下の収納スペースが無い
順番に見ていきましょう。
①最低地上高が10mm低い
スペック表を見てみるとハイブリッド車はガソリン車に比べて2WD, 4WDそれぞれ10mm最低地上高が低いようです。
これはハイブリッド特有の部品が車下に搭載されていて、それによって最低地上高が下がったのか、燃費を向上させるために車高を下げたのか定かではありません。
ただ、どちらにせよ、たった1センチの話ですが、地上高が低くなっているというのは、SUVとしては大きな違いなのではないでしょうか。
②3列シート車の設定が無い
ガソリン車では3列シート7人乗り仕様が選べたのですが、ハイブリッドはこの仕様が選べません。
CR-Vハイブリッドは、インサイト(バッテリー後席下置き)などとは違い、ラゲッジ部分に動力用のリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、物理的に3列シートが置けなかったのではないかと推測できます。
出処：AUTOCAR
③ラゲッジボード下の収納スペースが無い
ラゲッジボード下の収納スペースもガソリン車と比べてハイブリッド車の方が狭いようです。
CR-Vハイブリッドは、動力用のリチウムイオンバッテリーをラゲッジ部分に搭載しているため、どうしてもラゲッジスペースが小さくなってしまうんですね。
ガソリン車の収納スペースと比べるとその差は一目瞭然です。
ハイブリッド車はラゲッジボード下のスペースは全く無いと思っておいた方がよさそうです。
(出処：試乗レビュー速報-軽自動車選び.com)
ガソリン車(5人乗り)
ハイブリッド車
特徴
ホンダ CR-Vハイブリッドで注目するべきポイントは、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」に新たに追加された4WDシステムですね。
このシステムは、発電用と駆動用の2つのモーターを搭載し、走行シーンによって、エンジン、発電用モーター、駆動用モーターの接続をコントロールし最適な機構を作り上げるシステムですが、それにメカ4WDを追加し緻密に前後輪のトルク配分を制御することでより高い走破性を実現しているようです。
システムを詳しく知りたい方は、こちらのページに分かりやすく解説されているので参考にしてみて下さい。
まとめ
満を持してホンダが日本市場に投入してきたSUVだけに、スペックを見ているだけでその動力性能や走破性に期待をしたくなるような車でした。
ただ、その分それなりの価格となってしまうことは受け入れないといけないですね。
とはいえ、燃費も走りも重視したい方にとってはこの車を買えば間違いないのではないでしょうか。
是非気になる方はチェックしてみて下さい。
