トヨタC-HRとはどんな車か?徹底分析してみた!

トヨタ
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、トヨタのC-HRを紹介します。

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基本情報

C-HRは、トヨタが世界100ヶ国以上で発売しているコンパクトSUVです。

現行モデルがC-HRとしては初代モデルで、日本では2016年12月に発売されました。

日本では、2018年の年間販売台数が7万6756台と、SUVとして首位になっています。
なお、SUV2位のホンダ「ヴェゼル」が5万9629台だったので、約1万7000台の差を付けてたことになります。
(出処:くるまのニュース)

ちなみに、名前の「C-HR」は、コンパクトハイライダーの頭文字をとったものだと言われています。

スペック

パワートレイン

パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではガソリン車について紹介したいと思います。

ハイブリッド車についてはこちら

ガソリンエンジンは1.2L 直列4気筒インタークーラー付きターボエンジン。
最大トルクは185Nm、最高出力は85kWです。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付CVTです。

なお、ガソリン車モデルは、2WDと4WDが選択できます。

車両サイズ

C-HRの車両サイズは、全長:4,360mm、全幅:1,795mm、全高:1,565mm、ホイールベース:2640mm。
いわゆるCセグメントSUVと呼ばれるサイズです。

競合車と比べると、ホンダのヴェゼルよりも少し大きく、CR-Vよりは小さいサイズ感ですね。

車両重量は、1,470kg。

最低地上高は2WDが140mm、4WDは155mmです。
SUVとしては、かなり地上高が低いですね。

燃費

C-HRの燃費はJC08モードで2WDが16.4km/L、4WDは15.4km/Lです。

ホンダ ヴェゼルのガソリン車モデルがJC08モードで、2WDは21.2km/L、4WDが19.6km/Lなので、ヴェゼルには燃費でやや劣ることになります。

価格

C-HRの価格は、2,290,000円〜2,655,200円。

ホンダ ヴェゼルが2,075,000円〜2,903,040円なので、価格帯はヴェゼルとほとんど同じですね。

特徴

C-HRの特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

プラットフォーム

車の土台部分であるプラットフォームは、トヨタの新しいプラットフォーム「TNGA」を採用しています。
これは、2015年12月発売の4代目プリウスで初めて採用されたプラットフォームで、C-HRが2車種目の採用となっています。

TNGAプラットフォームの特徴は、環状骨格構造とすることでボディのねじれ剛性を高めていることと、超高張力鋼板を採用することで強度を保ちながら軽量化を実現しているところ。
また、全体的に低重心、低ボンネットフードが実現できる設計となっているため、ハンドリングやスタイリングのポテンシャルも従来のプラットフォームに対して高められています。

安定した走りと乗り心地

C-HRのサスペンションは、フロント、リアともに、C-HRのために新たに開発されたものになっています。
フロントサスペンションは、形式は従来と同じストラットタイプですが、スタビライザーがこれまでのトヨタの標準と比べて大径のものが採用されているようです。
これとTNGAプラットフォームの特徴である低重心、さらには、SUVでありながら地上高を最低限まで下げたことが加わり、高い操縦安定性を実現しています。

また、リアはこのクラスのSUVでは通常トーションビームタイプが採用されるのに対して、C-HRはダブルウィッシュボーンサスペンションを採用しています。
これにより、しっかりと路面のショックを逃がすことができ、高い乗り心地性能を実現しています。

私自身、初めてC-HRを運転した時は、そのクイックなハンドリング性能と、しっかりと突起ショックを収めてくれる感じには、正直感動しました。
このクラスの車でここまでの性能を実現できているのはなかなかすごいと思います。

ニュルブルクリンクを始めとする世界の様々な道での走行テスト・欧州の一般道路でのステアリングやショックアブソーバーのチューニングなど、同価格帯のSUVとしては珍しく、運動性能にこだわって開発された。「レスポンス」・「リニアリティ」・「コンシステンシー」を突き詰めることで、コンセプトである「我が意の走り」を徹底的に追求し、C-HRならではの「味付け」がされている。(出処:ウィキペディア)

というだけあって、そのこだわりがしっかりと車に現れていることを実感できると思います。

室内は狭い

ただ、やっぱり見た目でも分かるように、後席のスペースは狭く、乗ってみると、かなり閉塞感を感じます。
おそらく、斜めに切れ上がった形状をしたリアドアウインドウがその主な理由でしょうか。

また、ラゲッジルームの容量も、後席を倒さずに使用した状態で318L。
ホンダ ヴェゼルが404Lであるのと比べると、かなり劣りますね。
スタイリングを重要視した結果でしょうか。

空力重視のスタイリング

また、リアスポイラーとかなり斜めに寝かされたリアウインドウのデザインが特徴的です。
こちらのページによると、かなり空力性能にこだわりを持って開発されたことが分かります。

ただ、それによって、後席の室内スペースが多少犠牲になってしまっているように感じます。

まとめ

トヨタ初のTNGAを採用したSUVということで、少し期待していましたが、期待以上の仕上がりとなっていました。

本格的なSUVと比べると物足りないところはたくさんありますが、ハッチバックとして見れば、このクラスとしては、従来の車に対して、全体的にレベルが1つ上がっているように感じます。

是非気になる方はチェックしてみて下さい。

トヨタC-HRホームページ

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