今週からついに東京モーターショー2019が開幕します。
そこで、今回は、各メーカー毎に、今回の東京モーターショーで注目するべき車をご紹介したいと思います。
第46回東京モーターショー2019
会期:2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)
会場:東京ビッグサイト青海・西/南展示棟、MEGA WEB、シンボルプロムナード公園、TFTビル横駐車場など
入場料金:前売券)1,800円、当日券)2,000円、アフター4入場券)1,000円
TOYOTA(トヨタ)
会場:晴海展示棟Bホール、他
Yaris(ヤリス)
ヤリスは、コンパクトハッチバックで、実質ヴィッツの後継車に当たる車です。
今回世界初公開となります。
コンパクトカー向けTNGAプラットフォームを初採用した車で、日本での発売は2020年2月中旬。
東京モーターショー期間中、お台場のヴィーナスフォートに展示される予定となっています。
LQ
「新しい時代の愛車」を具現化したコンセプトカーです。
2017年1月の2017International CESに出展した「TOYOTA Concept-愛i」で表現した未来の愛車体験コンセプトを忠実に実現し、米国で人工知能や自動運転・ロボティクスなどの研究開発を行うToyota Research Instituteと共同開発したAIエージェントや自動運転機能を搭載しています。
期間中は、東京モーターショー2019のMEGA WEB会場で開催される「FUTURE EXPO」に出展されます。
MIRAI Concept
「MIRAI」は、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電した電気で走る自動車です。
初代MIRAIは、2014年12月に発売して以来、世界中で約1万台を販売してきました。
「MIRAI Concept」は、次期型MIRAIの開発最終段階モデル。
日本では、2020年末発売予定です。
期間中は、東京モーターショー2019のMEGA WEB会場で開催される「FUTURE EXPO」に出展されます。
「e-Palette(東京2020オリンピック・パラリンピック仕様)」
電動化、コネクティッド、自動運転技術を活用したコンセプトカーです。
オリンピック及びパラリンピック東京2020大会では、トヨタ初のAutono-MaaS専用EVとしてe-Palette(東京2020仕様)を十数台提供し、選手村内を巡回するバスとして選手や大会関係者の移動をサポートするといいます。
e-Paletteは、期間中トヨタブースに出展されます。
グランエース
グランエースは、全長5.3m、全幅1.97mのフルサイズワゴンです。
アルファードやヴェルファイアよりも一回り大きい最高級ミニバンとして、2019年内に発売される予定です。
期間中は、トヨタ車体株式会社ブースに展示されます。
超小型EV
超小型EVは、免許を取りたての人や、高齢者などが、買い物など日常の近距離移動をする時に使われることを想定して開発された車です。
小回りが利き、1回の充電で約100kmの走行が可能という特徴があります。
期間中は、MEGA WEB会場で開催される「FUTURE EXPO」に展示されます。
なお、実際の発売は、2020年冬頃です。
LEXUS(レクサス)
会場:南展示棟B1階
LEXUS EVコンセプトカー
レクサスとしては、初となるEVのコンセプトカーが世界初公開されます。
現在は、その全貌は明らかになっておらず、公開されているのは、この画像のみ。
10月23~24日の東京モーターショー・プレスデー期間中に開催する、レクサスのプレスカンファレンスにて世界初公開される予定です。
2019年10月28日追記
レクサスは、電動化戦略「Lexus Electrified」を具現化したコンセプトカー「LF-30 Electrified」をワールドプレミアしました。
この車の目標スペックは航続距離:500km、0-100km加速:3.8sec、最高速度:200km/h、最大出力/トルク:400kW/700Nm。
テスラ モデルXのようなガルウイングが目を惹きます。
レクサスは、本年11月にLEXUS初のEVを発表し、2020年に発売することを発表しました。
当然この「LF-30 Electrified」は、コンセプトカーなので、このままの形で発売される訳ではありませんが、少なくてもエッセンスは、このコンセプトカーから引き継がれるのではないでしょうか。
HONDA(ホンダ)
会場:西展示棟1階
FREED(フリード)
2019年10月18日にマイナーチェンジモデルが発売となったフリードが、市販車そのままの形で展示されます。
従来の取り回しの良いコンパクトなボディーと広い室内空間はそのままに、デザインを刷新。
さらに、クロスオーバースタイルのデザインの新グレード「CROSSTAR(クロスター)」が新たなラインアップに加わります。
FIT(フィット)
前席の下に燃料タンクを配置することによってコンパクトカーでありながら広い室内空間を実現し、大ヒットとなったフィット。
そんなフィットの新型モデルが今回の東京モーターショーで世界初公開されます。
東京モーターショーで世界初公開します。
新型のハイブリッドモデルには、より小型になった2モーターハイブリッドシステムを搭載しています。
ガソリン車だけでなく、ハイブリッド車にも注目ですね。
2019年10月25日追記
10月23日についに新型フィットが発表されました。
ユーザーのライフスタイル/ライフステージに合わせて選択できるよう、以下、5つの仕様がラインナップされるようです。
BASIC(ベーシック):
デザイン性と快適性を備えた基本のタイプ。
親しみを感じさせるシンプルなデザインが採用されている。
HOME(ホーム):
良質かつナチュラルな風合いのシートや本革巻きのステアリングホイールが特徴。
「質感の高い、リラックスできるこだわりの空間」がイメージ。
NESS(ネス):
フィットネススポーツを連想させる、軽快でファッショナブルな仕様。
シートとインパネのソフトパッドの表皮に撥水(はっすい)性の高い素材が用いられている。
CROSSTAR(クロスター):
街でもアウトドアでも似合う、SUVテイストが感じられるエクステリアがポイント。
シートとインパネのソフトパッドには撥水性の高い素材を採用。
LUXE(リュクス):
専用の本革シートを標準装備する上級グレード。
プラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールも見どころ。
(参考:web CG)
ACCORD(アコード)
2018北米カー・オブ・ザ・イヤー受賞した10代目ACCORDがいよいよ日本デビューとなります。
新型ACCORDは、セダンの本質を見つめ、ゼロからつくりあげられた新プラットフォームを採用。
ロー&ワイドなプロポーションと流麗なシルエットに、ゆとりある室内空間を実現しています。
美しいスタイリングや使い勝手の良さだけでなく、リニアで軽快、かつ上質な走りを楽しめる上級ハイブリッドセダンとして、2020年初めに日本で発売予定です。
Honda e(ホンダ イー)
ホンダが都市型コミューターとして提案する電気自動車です。
2019年9月にフランクフルトモーターショーで量産モデルを公開しましたが、日本でも2020年に発売することが発表されています。
力強くクリーンな走りと取り回しの良さをモーターと後輪駆動で実現。
さらに、2画面の大型タッチパネルモニターやドアミラーに代わるカメラミラーシステムを搭載したほか、コネクテッド技術や先進のAIを用いた音声認識機能「Honda Personal Assistant(ホンダ パーソナル アシスタント)」で移動と暮らしをシームレスに繋げることを目指しているといいます。
日産
会場:西展示棟1階、他
ニッサン IMk
2020年代の「ニッサン インテリジェント モビリティ」が目指す将来を体現する、電気自動車(EV)のコンセプトカーです。
新開発の軽自動車EVプラットフォームを採用し、EVならではの力強くスムーズな走り静粛性を実現するといいます。
エクステリアは、都市部の洗練された景観から日本の伝統的な街並みにまで自然に溶け込む上質でシックなデザインを取り入れ、新しい時代の小型EVの姿を提案しています。
アリア コンセプト
アリア コンセプトは、前後に高出力モーターを搭載した、SUV EVのコンセプトカーです。
ニッサン・インテリジェント・モビリティの新しい象徴として誕生したモデルとのこと。
ボディサイズは4600×1920×1630mmのCクラスカテゴリーに属するSUVとなりそうです。
50周年記念特別仕様車「GT-R 50th Anniversary」
NISSAN GT-R 50thアニバーサリーは、GT-R生誕50周年を記念し、往年のニッサンワークスカラーをイメージした特別なツートーンカラーや専用ステッカーなど、エクステリアとインテリアの随所に専用アイテムを装備した限定モデルです。
「GT-R NISMO」2020年モデル
NISSAN GT-R ニスモは、2018年のGT3レーシングカーから使用されている新型のターボチャージャーを採用し、アクセルを踏み込んだ際の加速レスポンスを向上させました。
また、新開発の超高性能カーボンセラミックブレーキを搭載し、世界トップクラスの制動性能、サーキットにおける高Gでの効きの良さと一般道などでの低Gでのコントロール性を両立させたといいます。
外装部品には車両重心点から遠いルーフ、エンジンフード、フロントフェンダーにカーボン素材を採用したことに加え、カーボンセラミックブレーキや新開発のレカロシートなど合わせて約30kgの軽量化を実現し、コーナリング性能も大きく向上させました。
SUBARU(スバル)
会場:晴海展示棟
LEVORG PROTOTYPE
レガシィツーリングワゴンの血統を受け継ぎ、 2014年に誕生したレヴォーグの新型モデルが、今年の東京モーターショーで 「新型レヴォーグ プロトタイプ」として世界初公開されます。
現在スバルのホームページでは、ティザー画像のみ公開されています。
実際の発売は、2020年夏頃と予想されています。
2019年10月24日追記
10月23日に新型レヴォーグ プロトタイプがついに世界初公開となりました。
スバルのホームページ上のニュースリリースでは、以下のように発表されています。
「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というSUBARUが提唱し続ける“グランドツーリング思想”に基づき、時代の先を見据えた最先端の技術をすべて注ぎ込み、新世代SUBARUの象徴となるモデルとして開発しました。
デザインは、SUBARUのクルマそれぞれが持つ価値をより大胆に際立たせる新デザインコンセプト「BOLDER」を採用。「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」そして「今まで経験したことのない、新たなアクティビティに向かってチャレンジしてほしい」という想いを表現しました。
「乗る人すべてにとって、心から気持ち良いと思える運転の愉しさ」のために、加速性能と環境性能を高い次元で両立した第4世代*2となる新開発の1.8L水平対向直噴ターボエンジンや、SUBARU GLOBAL PLATFORM × フルインナーフレーム構造を採用しました。
新型レヴォーグ プロトタイプの市販モデルは、2020年後半に日本市場で発売を予定しています。
VIZIV ADRENALINE CONCEPT
SUBARUのデザインフィロソフィーを示すコンセプトカーです。
テーマは、「Dynamic × Solid」。
「安心」をイメージさせるソリッドな塊感をベースに、「愉しさ」を感じさせるダイナミックな躍動感を融合したといいます。
クルマの本質を追求し続けるSUBARUが辿り着いた、新時代のカタチがこのコンセプトカーに詰め込まれています。
MAZDA(マツダ)
会場:西展示棟1階
新型EV [世界初公開]
今回の東京モーターショーでは、マツダ初の量産EVが世界初公開となります。
こちらもまだ詳しい情報は公開されていませんが、「マツダの開発哲学である人間中心の設計思想を基に、EVならではの特性を最大限に活かすことで、ドライバーが自然に、心から運転を楽しむことができる走りを実現」とプレスリリースでは謳われているだけに、マツダが描くEVの姿がどんなものなのかが非常に興味深いですね。
2019年10月24日追記
10月23日にマツダの量産EV「MX-30」が発表されました。
2020年に欧州で発売される予定で、価格は約400万円。
プラットフォームは、CX-30と同じものを採用し、航続距離は200kmとのこと。
このままの形で発売されるかはわかりませんが、センターピラーのない観音開きのようなセンターオープン式のドア構造となっているようです。
MAZDA CX-30
今年3月にジュネーブモーターショーで初公開され、先月から日本でも受注が開始されたCX-30が東京モーターショーでお披露目されます。
CX-3とCX-5の間に位置するこの車は、現在の日本では、トヨタC-HRやホンダ ヴェゼルに代表されるように、1番の売れ筋のセグメントです。
ここに、マツダが満を持して投入してくる車だけに、注目です。
SUZUKI(スズキ)
会場:西展示棟1階
ハスラーコンセプト
2014年に可愛らしい軽クロスオーバーとして登場し、大ヒット商品となったハスラーがフルモデルチェンジを迎えます。
ハスラーコンセプトは、ほぼこのまま2019年内に新型ハスラーとして発売される車です。
見た目は、現行ハスラーと大きな変わりはないですが、現行モデルを若干ボクシーにした印象。
機能面も軽自動車用の最新プラットホームの採用やマイルドハイブリッドの搭載などを新たにしてきています。
いかがでしたでしょうか。
全体的に、やはり電気自動車、ハイブリッド車の新型モデルが多いように感じます。
是非モーターショーに行ったら、今回ご紹介した車をチェックしてみて下さい。