ホンダのインサイトとはどんな車か?徹底分析してみた!

ホンダ
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、ホンダのインサイトを紹介します。

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基本情報

インサイトは、主に、日本や北米で販売されています。
米国では、2018年6月の発売からおよそ半年で1万2510台を売り上げ、良好な立ち上がりを見せているようです。(参考:レスポンス)
一方で、日本の販売台数目標は、月に1,000台。
月に1,000台というと、マツダCX-3とか、日産マーチくらいですから、少し弱気ですね。

現行モデルは、3代目。
日本では、2018年12月に発売されました。

初代インサイト

初代インサイトは、1999年に発表され、当時は2人乗りハッチバッククーペで、その先進的なデザインから人気を博しました。
燃費は、当時の量産ガソリン車として世界最高の35km/L(10・15モード)。
2000年には、米国EPA燃費ランキングで第一位を獲得しています。

スペック

パワートレインシステムは、アコードハイブリッドや、CR-Vハイブリッドと同様に、2つのモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID i-MMD」を採用しています。

エンジンは4気筒1.5L直噴エンジン。
最大トルクは155Nm、最高出力は97kWです。

車両サイズは、全長:4675mm、全幅:1820mm、全高:1410mm。
いわゆるCセグメントセダンですね。

燃費

燃費はJC08モードで34.2km/L、WLTCモードで28.4km/Lです。
プリウスの中間グレードがJC08モードで37.2km/Lなので、プリウスには及ばないんですね。

価格

価格は、3,261,600円〜3,628,800円。
まあ、この価格設定は頷けます。

前型モデルからの進化

現行インサイトは、インサイトと同じ名前がついていますが、車自体は前型のインサイトとは全くの別物のようです。

前型モデルは、2009年から2014年まで販売されていました。
当時は、プリウスとともにハイブリッド車ブームを引き起こした車です。

インサイト 前型モデル

スタイリングの進化

まず現行と前型で大きく異なるのは、その車型。
前型モデルは、5ドアハッチバック。
一方、現行モデルは4ドアセダンです。

スタイリングを見ても前型車は少しボテッとした印象でしたが、現行モデルは、全体的に背が低く、普通のガソリン車と比べても全く遜色のないスタイリングを実現しています。
ちなみに、前型モデルが全長4,395mm、全幅1,695mmに対して、現行モデルは全長4,675mm、全幅1,820mmと一回り大きくなっているにも関わらず、全高は1,435mmから1,410mmへと20mm以上も低くなっています。

現行

前型

トランク容量の進化

さらに、これまでのホンダのハイブリッド車では、ハイブリッドシステムには欠かせないバッテリーをラゲッジルームに置いていました。
そのため、例えばアコードハイブリッドのようなセダン型のハイブリッド車は、トランクが非常に狭く、さらにトランクスルーも設定されていないため、実用上かなり不便だったのですが、このインサイトからは、バッテリーを後席下に配置したことによって、ガソリン車同等のトランク容量を実現しています。

なお、ゴルフバッグは4個積め、その容量は519Lとのことです。

アコードハイブリッド

現行インサイト

現行インサイト

特徴

ホンダ インサイトで注目するべきポイントは、ホンダの新しいハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」です。
このシステムは、発電用と駆動用の2つのモーターを搭載し、走行シーンによって、エンジン、発電用モーター、駆動用モーターの接続をコントロールし、最適な機構を作り上げます。
例えば、低速走行時は、エンジンは停止し、駆動用モーターによる走行。
上り坂や加速時は、エンジンを動かし、駆動用モーターをアシストします。
高速走行時は、モーターを切り離し、エンジンのみで走行します。
これによって、燃費だけでなく、走りの良さも楽しめるハイブリッドシステムとなりました。

システムを詳しく知りたい方は、こちらのページに分かりやすく解説されているので参考にしてみて下さい。

実際、レスポンスの記事で、工藤貴宏氏は、「モーター走行を主体とした胸のすくような加速を味わえる」と評価しています。

やはり、この記事から見ても、トヨタのプリウスなどのハイブリッド車とはまた違うようですね。
モーターのスペックを前型モデル、プリウスと比較してみても、その性能の高さがよく分かります。
前型モデルからは出力、トルクともに大きくレベルアップしていますね。

まとめ

ハッチバックからセダンになり、前型モデルからかなり印象が変わりましたね。
ただ、そのスタイリングはセダンだからといってコンサバなものではなく、ハイブリッド車とは思えないくらいシャープなものになりました。
一方で、そのハイブリッドシステムは前型モデルから別の車かというくらい大きく改善しています。
これだけのシステムを積んでいるので、価格は十分納得できるものだと思います。

燃費も走りもスタイリングもいい車がいいと思っている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

インサイトホームページ

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