カローラクロスと新型エクストレイルを徹底比較してみた!どちらも発売されれば売れること間違いなし!

スペック比較
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今日は、今後日本で販売される予定のトヨタカローラクロスと日産の新型エクストレイルについて徹底的に比較していきたいと思います。

実は、カローラクロスも新型エクストレイルも、日本に先駆けて、世界ではすでに発売されているのです。

カローラクロスは、タイなど東南アジアで販売されており、先日カナダやアメリカなど北米での発売が正式に発表されました。
日本でも、2021年の後半には発売されると予想されています。

一方、新型エクストレイルは、北米ですでに発売されており、先日、中国でも発売されました。
日本での発売は、2022年の春と予想されています。

そんな、日本で発売されれば売れること間違いなしのこの2台ですが、それぞれ一体どのような車なのか、どのような違いがあるのかについて分析していきたいと思います。

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エクステリアデザイン

それではまず最初にエクステリアデザインから比較していきましょう。

こちらには、上側にカローラクロス、下側に新型エクストレイルの前から見た写真、横から見た写真、後ろから見た写真をそれぞれ並べてみました。

どちらも力強いSUVといったデザインですが、詳細を見ていくと、違うところ、似ているところが見えてきます。

フロント

左:カローラクロス 右:新型エクストレイル

まずは、それぞれ特徴的なそのフロントフェイスからですが、カローラクロスはその大きな台形型のグリルが非常に特徴的です。

タイの馬ンコクモーターショーで発表されたカローラクロス

こちらには、タイのバンコクモーターショーでの写真を示していますが、ヘッドランプは、カローラシリーズであることを主張するかのようにカローラと似たランプ形状をしています。
また、ハイブリッド仕様の場合、ランプ内に青いお化粧のようなラインが入るのも特徴的ですね。

新型エクストレイル

一方で、エクストレイルは、日産車特有のVモーショングリルとなっています。
ただ、このVの字が現行モデルのエクストレイルに比べて、かなり大きく大胆な形状となりました。
また、新型エクストレイルで特徴的なのが、この上下に分割されたヘッドランプです。
実はこのランプは、下側がメインランプとなっていて、上側はデイライトランプとターンランプを兼ね備えています。

こうして見てみると、フロントフェイスについては、カローラクロスの方がシンプルでやや王道といった感じがします。
一方、エクストレイルは、ランプが非常にユニークで、もしかしたら人によって、好き嫌いが分かれるかもしれません。

サイド

上:カローラクロス 下:新型エクストレイル

次に横から見たスタイリングを比較してみましょう。
横から見たシルエットは、カローラクロスの方がフロントオーバーハングが長く、ボンネットフードが低いので、やや前側が薄くシャープなシルエットとなっているように見えます。

ただ、細部を見てみると、シルバーの加飾がサイドウインドウの上側に沿って這わせており、それがバックドアのパーティングラインまで続いているところなんかはどちらも非常によく似ています。
また、サイドウインドウの後側の形状なんかもよく似ていますよね。
さらに、ホイールアーチの形も、どちらもやや台形形状をしていて、SUVらしい力強さを強調しているように見えます。

こうして見てみると、横から見た時のデザインには、共通する部分も多くありました。

リア

左:カローラクロス 右:新型エクストレイル

最後にリアですが、シルエットに大きな違いがあるように見えます。
カローラークロスは、キャビン部分がキュッと絞られていて、下にいくほど広くなっているので、ドシっとした力強さを感じます。
それと比べるとエクストレイルは、やや四角いシルエットとなっています。

こうして見てみると、エクステリアデザインには、違うところと共通する部分が入り混じっている感じでしたが、全体的に見ても、カローラクロスの方は、これまでのトヨタの車、カローラシリーズの延長線上のようなデザインですが、エクストレイルは、やや攻めたデザインとなっていますね。
エクストレイルの方は、人によって好みが別れるかもしれません。

サイズ

それでは、次に、具体的なサイズを比較してみましょう。

こちらには、横軸に全長をとり、縦軸に全高をとったグラフを示しました。
また、参考として、現行エクストレイルと、カローラクロスよりも1つサイズの大きなRAV4も比較として載せました。

これを見ると分かると思うのですが、実はカローラクロスは、エクストレイルよりも全長も全高も小さな車であるということが分かります。
その全長差は、190mmです。
190mmというと、ハードカバーの本の縦のサイズと同じなので、全長でこれだけ違うと、だいぶ実際の印象は変わると思います。

また、全高の差を比較してみると、80mm違います。
80mmというと、だいたい千円札の縦の長さと同じです。
全長も全高もこれだけ違うので、実際カローラークロスはエクストレイルよりも1周り小さい車と思った方がいいのかもしれません。

次に、こちらには、横軸に全幅をとり、縦軸には先ほどと同様に全高をとったグラフを示しました。
これを見ると、意外にも全幅はRAV4が最も大きく、その次に全幅が広いのが新型エクストレイルとなっています。
現行モデルから新型エクストレイルは、約20mmですが、幅が広くなっているんですね。

カローラクロスと新型エクストレイルを比較すると、全幅もカローラクロスの方が小さそうです。
その差は、15mm。
全長と前項の差と比べたら、全幅の差はそこまで大きくないですね。

ただ、こうしてサイズを比較してみると、カローラクロスは、全長、全幅、全高、全てが新型エクストレイルよりも小さく、エクストレイルよりも1サイズ小さい車と思った方がいいのかもしれません。

シャシー

それでは、続いて、シャシーのスペックについて比較してみましょう。

サスペンション

まずは、サスペンション形式ですが、フロントはどちらもマクファーソンストラット式となっているのですが、リアは、カローラクロスは二駆の場合、トーションビーム式となっています。
通常のカローラシリーズは二駆でもダブルウィッシュボーンとなっているのですが、カローラクロスは、乗り心地よりもSUVとして重要な荷室の広さを優先した結果、トーションビームが採用されたのではないかと言われています。
なお、これまで発売されていたタイなど東南アジアでは、二駆の仕様しか無かったのですが、今回アメリカに発売されるカローラクロスには四駆の設定があります。
四駆の場合は、リアデフが必要なことからリアサスペンションはトーションビームではなく、独立懸架式となっているようです。

一方で、エクストレイルは二駆も四駆もどちらもマルチリンク式となっています。

タイヤ&ホイール

続いて、タイヤとホイールのサイズですが、カローラクロスは、通常が17インチのホイールとなっており、オプションで18インチが選べるようになっています。
なお、最廉価グレードのホイールは17インチの鉄ホイールとなります。

エクストレイルは、全てアルミホイールで、ホイールサイズは、17インチから19インチまでの設定があります。
タイヤサイズもカローラクロスよりも1周り大きくなっています。

最小回転半径

次に、小回りの良さを表す指標である最小回転半径を見てみましょう。
カローラクロスの最小回転半径は、5.2メーターです。
かなり小さいですね。

一回りサイズの小さいヤリスクロスの最小回転半径が5.3メーターですから、ヤリスクロスよりも小回りが効くということになります。

一方で、エクストレイルの最小回転半径はまだ不明ですが、現行モデルが5.6メーターなので、現行からホイールベースも変わっていないことから、現行とほぼ同じなのではないかと予想されます。

インテリア

次に、インテリアを見ていきましょう。
インテリアは、どちらも所々にステッチが這わされていて、やや高級感のあるデザインとなっています。
ナビの位置は、運転中の視線の動きを考慮してか、どちらもインパネ中央の上側に配置されています。

カローラクロスは、内装はほぼ現在発売されているカローラシリーズと同じですね。
エクストレイルは、現行モデルからするとかなりその質感が向上したように見えます。

ディスプレイ類のスペック

続いて、こちらには、運転席周りのディスプレイ類の仕様を整理してみました。
参考に、RAV4も比較として並べています。

まず、ナビディスプレイからですが、ナビディスプレイは、カローラクロスは通常が7インチで、オプションで8インチが選択できるようになっています。
なお、通常が7インチというのはRAV4と同じなのですが、RAV4は最大9インチのディスプレイが選択できるので、ディスプレイの最大サイズで言うと、RAV4よりも1インチだけですが、差があるようです。
一方で、エクストレイルは、全仕様9インチディスプレイとなっています。

次に、メーターです。
メーターは、カローラクロスは、RAV4と同じく、中央に7インチのインフォメーションディスプレイが設定されており、その両サイドにはアナログメーターが配置されています。
一方で、エクストレイルは、フルデジタルメーターとなっています。
このクラスで、フルデジタルメーターを採用しているのは、CR-Vとエクストレイルのみなのですが、12.3インチもの大きさのフルデジタルメーターはエクストレイルだけです。

また、エクストレイルは、このクラスでは、CX-5の他に唯一ヘッドアップディスプレイの設定がある車となっています。

室内広さ

次に室内広さを比較してみましょう。
なお、RAV4と新型エクストレイルの各寸法はアメリカの自動車専門メディアMotor Trendの調査結果を参照しています。
また、カローラクロスについては、北米トヨタのホームページを参照しています。

室内高さ

では、まずは前席の室内高さと後席の室内高さから比較してみましょう。
こちらには、黄色い棒で前席の室内高さ、緑の棒で後席の室内高さをとったグラフを示しました。

これを見ると、カローラクロスの前席の室内高さはRAV4と全く同じです。
先ほどご紹介したように、車の全高で比べると、カローラクロスはRAV4に対して60mmほど低かったのですが、前席に乗った感じは、RAV4に対して、頭上が狭いとは感じなさそうです。

一方で、新型エクストレイルは、カローラクロスよりも頭上の空間が40mmほど高くなっています。
40mmというとちょうど1円玉2つ分と同じサイズなので、若干ではありますが、エクストレイルは前席に乗った時の頭上空間は広く感じられそうです。

続いて、後席ですが、後席の室内高さは、カローラクロスの方がエクストレイルよりも3mmだけ低くなっていますが、その差は3mmだけなので、ほぼ同じだと思っていいと思います。

室内長さ

次に、足元のスペースを表す指標である「レッグルーム」を比較していきます。
こちらには、前席のレッグルームを黄色の棒で、後席のレッグルームを緑色の棒で示しました。
先ほどと同様に、参照元はモータートレンドと北米トヨタのホームページです。

これを見ると、意外にも前席の足元広さが広いのはカローラクロスでした。
一方で、後席の足元スペースは、カローラクロスに対して、エクストレイルは、165mmも長くなっていました。
165ミリというと、500ミリリットル缶の高さと同じ寸法なので、これだけ違うと、後席に座った時の広さ感はかなり違いそうです。
まあ、これは、車のサイズの全長差を見ても納得できます。

室内幅

最後に、横方向の広さを表す指標である「ショルダールーム」を比べてみましょう。
これまでと同様に、前席のショルダールームを黄色の棒で、後席のショルダールームを緑色の棒で示しました。

このグラフを見ると、前席、後席ともに、横方向の室内広さは、カローラクロスよりも90から110mmほどエクストレイルの方が広くなっています。
車のサイズの全幅を比べてみても、エクストレイルの方がカローラクロスよりも約80mm広かったので、この差も肯けますね。

荷室

続いて、荷室を比較してみましょう。
こちらには、上から、荷室の奥行き、荷室幅、荷室高さ、荷室容量、ボードのアレンジができるかどうかをそれぞれ表に示しました。
左がカローラクロスで、右が新型エクストレイルです。

カローラクロスは、車のサイズ的に奥行きはエクストレイルに対して90mmほど短くなっていますが、高さはエクストレイルに大きく負けておらず、見た感じもかなり広く見えます。
実際の容量を見てみると、カローラクロスは、487Lで、容量としては、トヨタのクロスオーバーC-HRに比べてなんと169Lも大きくなっています。
ただ、エクストレイルは、新型の容量はまだ発表されていないので分かりませんが、現行モデルの容量が565Lなので、新型もこれとほぼ同等か、少し多くなるのではないかと予想されています。

また、新型エクストレイルは、今のエクストレイルと同じように、上側のボードが2枚に分割されていて、この上側のボードを取り外して使うこともできますし、1つを立てて、ディバイダーとして使うこともできます。
こうやってディバイダーとして使えば、汚したくない物や、潰したくない物などを分けて置くことができるので便利ですね。

新型エクストレイルの荷室

新型エクストレイルの荷室

主要装備

次に主要装備を比較してみましょう。
こちらには、特質すべき主要装備をリストにまとめてみました。
全車標準装備となっているものは”○”で示し、グレードによって設定が無いものがある場合は”●”、そもそも設定が無いものは”-“で示しています。
それぞれ、まだ日本で販売される仕様は明らかになっていないため、北米仕様の内容を示しました。

まず一番上の予防安全装備についてですが、予防安全装備については、カローラクロスはトヨタセーフティセンスが備わっているため、一般的な機能は全て標準装備となっています。
エクストレイルも同様ですが、エクストレイルの特徴的なところが、プロパイロット機能を備えているところです。
エクストレイルに搭載されるプロパイロットは、新世代レーダーとカメラによって、ブレーキングとステアリング操作を自動で行ない、交通量の多い高速道路などでドライバーの運転をアシストしてくれます。
また、ナビとリンクし、高速道路のカーブやジャンクション、出口などの手前で減速するのを支援することが新たに可能になりました。

次に、視界とエクステリアに関する装備ですが、今のところカローラクロスには、デジタルインナーミラーの設定が無さそうなのですが、その他の装備は、ほとんどカローラクロスもエクストレイルも変わりません。

最後に、快適装備ですが、カローラクロスもエクストレイルも、一般的なパワーバックドアだったり、デュアルゾーンエアコン、パワーシートなどが上位グレードに設定されているところは同じです。
ただ、エクストレイルには、これらに加えて、リモートでエンジンスタートや空調をオンにできる機能を備えています。
また、最近ではホンダも新型ヴェゼルなどで導入してきましたが、車をワイファイスポットとして利用できる機能も設定されています。
これらは、カローラクロスには無い、エクストレイル特有の装備となっています。

価格

最後に価格です。
こちらには、カローラクロスと新型エクストレイル、そして参考にRAV4の価格帯をグラフで示しました。
カローラクロスと新型エクストレイルについては、日本での価格はまだ発表されていないので、北米での販売価格を参考にした予想価格となります。

これを見ると、カローラクロスはやはり価格もエクストレイルより1つ下の車格であることがわかります。
その価格差は、約50万円です。
一方、新型エクストレイルは、ほぼRAV4と価格帯が一緒です。
現行モデルと同じように、新型エクストレイルは、RAV4と真っ向から戦うライバルとなりそうです。

まとめ

では、まとめたいと思います。
今日は、今後日本で発売される予定のトヨタ カローラクロスと日産 新型エクストレイルを比較してみました。

車格自体は、カローラクロスはC-HRとRAV4の間に位置する車で、RAV4と真っ向から戦うエクストレイルと比べると、そのサイズも価格も1クラス下の車であることが分かりました。
カローラクロスは、デザインもクセがなく、装備も必要十分なものが揃っています。
一方、エクストレイルは、そのデザインには好き嫌いが人によって別れるかもしれません。
ただ、プロパイロットや、Wifiスポット、フルデジタルメーターなど、日産として新たな装備がふんだんに搭載されています。
当然カローラクロスよりも価格は高いですが、それだけの価値があるようにも感じました。

今後、新しいSUVの購入を検討されている方は、カローラクロスを買うべきか、それとも新型エクストレイルにするか、是非ご自身の好みによって、好きな車を選んでみてください。

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