イギリスの自動車専門誌AUTOCARで2014年11月の販売台数ランキングが発表されました。
イギリスは、日本から9,000キロも離れた遠い国ですが、日本が明治時代に交通法や道路を整備する際に参考にした国というだけあって、右ハンドル、左側通行など車に関する共通点が多い国です。
そんなイギリスでは一体どのような車が売れているのでしょうか。
日本のランキングと比較しながら見ていきたいと思います。
それでは、まずは日本の11月販売台数ランキングから見ていきましょう。
2014年11月新車販売台数ランキング(日本)
1位 トヨタ アクア(1万6520台)
2位 スズキ ワゴンR(1万6199台)
3位 ダイハツ タント(1万5876台)
4位 ホンダ N-BOX(1万3141台)
5位 トヨタ プリウス(1万3022台)
6位 ダイハツ ミラ(1万0606台)
7位 ホンダ フィット(1万1027台)
8位 日産 デイズ(9652台)
9位 スズキ スペーシア(9546台)
10位 マツダ デミオ(8890台)
最近は常にそうですが、ベスト10のうち7台が軽自動車です。
「軽じゃないと売れない」そんな市場に日本はなってしまいましたね。
また、セダンが1台も入っていないのも、時代の流れを感じます。
続いて、イギリスの11月の販売台数ランキングを見てみましょう。
2014年11月新車販売台数ランキング(イギリス)
1位 Ford Fiesta(7660台)
2位 Volkswagen Golf(5440台)
3位 Vauxhall Corsa(4832台)
4位 Ford Focus(4813台)
5位 Volkswagen Polo(4075台)
6位 Nissan Qashqai(3947台)
7位 Vauxhall Astra(3710台)
8位 Nissan Juke(3557台)
9位 Audi A3(3451台)
10位 Mercedes-Benz C Class(3336台)
キャシュカイとジュークという日産のSUV2車種がランクインしていました。
意外と日産車がイギリスでは売れているんですね。
あとは、フォードとボクスホールといった日本では販売されていないメーカーの車がよく売れているのも特徴です。
また、ベンツC-Classがベスト10に入っているのも驚きでした。
軽だらけの日本では考えられません。
そもそも日本とイギリスは同じ島国であり、右ハンドル、左側通行の国です。
共通点が多いだけに、同じような車が売れているのかと思いきや、ベスト10が1台もかぶっていませんでした。
少し驚きです。
こう見ると、iPhoneのように世界同一モデルで世界中で売れる自動車を作ることがいかに難しいかがよく分かりますね。
ただ、やっぱり日本の軽自動車人気は少し異常な気もします。
みなさんはどのように感じられたでしょうか?