ホンダ フリード(HONDA FREED)ハイブリッドとはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、ホンダのフリード(FREED)ハイブリッドを紹介します。

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基本情報

ホンダ フリード(HONDA FREED)は、ホンダが日本で製造・発売しているコンパクトミニバンです。

現行モデルがフリード(FREED)としては2代目で、ガソリン車とハイブリッド車の仕様があります。
ハイブリッド車は、ガソリン車の発売と同じ2016年9月に発売されました。

ちなみに、ハイブリッド車とガソリン車の販売台数比率は、4:6でガソリン車の方が多いようです。(出処:新・クルマを買う!)

スペック

パワートレイン

フリード(FREED)のパワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではハイブリッド車についてご紹介します。
ガソリン車はこちら

ハイブリッドシステムは、1.5LアトキンソンサイクルDOHCエンジン+1モーター内蔵7速デュアルクラッチトランスミッション搭載の「SPORT HYBRID i-DCD。
前型車に対して、燃費が改善したとともに、軽量コンパクトな1モーターシステムながら、モーターのみのEV走行が可能となっています。

エンジンは1.5L直列4気筒エンジン。
最大トルクは134Nm、最高出力は81kWです。

エンジンに組み合わされるモーターは、最大トルク160Nm、最高出力22kW。
ヴェゼルハイブリッドと同じモーターですね。

搭載されるバッテリーは、リチウムイオンバッテリーで、48個のセルを搭載しており、トータル容量は5.0Ahです。
こちらもヴェゼルハイブリッドと同じもののようです。

車両サイズ

フリード(FREED)ハイブリッドの車両サイズは、全長:4,265mm、全幅:1,695mm、全高:1,710mm(4WDは1,735mm)、ホイールベース:2740mm。
ガソリン車と全く同じです。

フリード(FREED)ハイブリッドの車両重量は、1,410〜1,530kg。
ガソリン車2WDが1,340kgですから、ハイブリッドになることで約70kg重たくなっています。

また、最低地上高は、ガソリン車と同じく2WDが135mm、4WDは150mmです。

燃費

フリード(FREED)ハイブリッドの燃費はJC08モードで2WD(6人乗り)は28.0km/L、4WDは26.0km/Lです。
トヨタ シエンタ ハイブリッド(2WD)がJC08モードで28.8km/Lなので、燃費はほとんどシエンタと同じですね。

ちなみに、フリードのガソリン車はJC08モードで2WDが19.0km/L、4WDが16.4km/Lなので、ハイブリッドにするとガソリン車に対して約9km/Lほど良くなります。

価格

フリード(FREED)ハイブリッドの価格は、2,561,900円〜3,040,400円です。

トヨタ シエンタ ハイブリッドの価格が、2,227,500円〜2,579,500円ですから、比較するとフリード ハイブリッドの方が25〜45万円ほど高いようです。

ちなみに、フリード(FREED)のガソリン車が1,997,600円〜2,638,900円なので、ガソリン車とハイブリッド車の価格差は50万円ほどです。
ただ、この価格差を燃費差で取り返そうとすると、約20万kmの走行が必要となります。
燃費だけでハイブリッド車を選ぶのは得策ではないですね。

メカニズム

フリードハイブリッドの外見やサイズは、ガソリン車と全く違いが無いですが、その中身はどうなっているのでしょうか。

それでは、ハイブリッド車に無くてはならないバッテリーがどこに置いてあるか見てみましょう。

左:フリードハイブリッド 右:フィットハイブリッド

ホンダフィットハイブリッドをはじめ、ホンダのコンパクトハイブリッド車の場合、ハイブリッドバッテリーは通常ラゲッジエリアに搭載されていました。
初代フリードも同様に、3列目シートの下にバッテリーが搭載されていましたが、現行モデルからは、バッテリーを前席シート下へと配置変更しています。
さらに、燃料タンクは2列目シートの下に配置。

これによって、3列目シート下のスペースが空き、車椅子仕様や、コンパクトミニバンとして初の4WD仕様を実現しています。
ただ、車椅子仕様と4WD仕様では同じフロアボディの形状では対応できないため、形状を変更しています。

※IPU(インテリジェントパワーユニット/駆動用バッテリーやコントローラーのユニット)

また、4WDはセンターにプロペラシャフトが通るため、2WDのバッテリーに対して形状を変更してプロペラシャフトのスペースを確保するという徹底ぶりです。

ハイブリッドバッテリーを前席下に配置したことで、ラゲッジエリアのスペースは、ガソリン車と全く同じ状態となっています。

まとめ

初代フリードと比べても、ハイブリッドシステムの再配置によって、より合理的なパッケージングとなり、室内空間も限りなくガソリン車と同じレベルとなりました。
燃費だけでハイブリッドを選ぶには、少しガソリン車との価格差が大きいようですが、ハイブリッド特有の静粛性などを求められるのであれば、良い選択なのではないかなと感じます。

気になる方は是非チェックしてみて下さい。

フリード(FREED)ホームページ

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