世界の様々な車を紹介するコーナー。
今日は、プジョーの3008を紹介します。
基本情報
3008は、欧州や中国、日本など世界中で販売されているSUVです。
現行モデルは、2代目で日本では2017年3月に発売されました。
現行モデルの販売台数は明らかではありませんが、ヨーロッパでは、発表から半年で10万台を超えるオーダーを受けたといいます。(出処:ウィキペディア)
2017年3月には、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
前型モデルの初代3008は、2009年から2016年まで発売されていました。
SUVというよりも、ややミニバンに近いスタイリングでしたね。
そんな3008が、約7年ぶりにフルモデルチェンジを迎え、本格的SUVとして生まれ変わったのが、この2代目3008です。
スペック
パワートレイン
3008のパワートレインは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンが選べます。
ガソリンエンジンは1.6L ターボチャージャー付直列4気筒DOHC。
最大トルクは250Nm、最高出力は133kWです。
エンジンに組み合わされるトランスミッションは8速ATです。
ディーゼルエンジンは、2.0L ターボチャージャー付直列4気筒DOHC。
最大トルクは400Nm、最高出力は130kWです。
エンジンに組み合わされるトランスミッションはガソリン車と同じ8速ATです。
仕様
3008は、リアサスペンションが全てトーションビーム。
四駆仕様が無く、全て2WD仕様となっています。
SUVと謳いながら4WDが無いのは残念ですね。
車両サイズ
3008の車両サイズは、全長:4,450mm、全幅:1,840mm、全高:1,630mm、ホイールベース:2675mm。
いわゆるCセグメントSUVですね。
VWのティグアン(Tiguan)とほとんどサイズは変わりません。
車両重量は、ガソリン車が1,480kg、ディーゼル車が1610kgです。
ディーゼル車になると130kgほど重くなるようです。
最低地上高は175mm。
SUVとしては、少し地上高が低いですね。
燃費
3008の燃費はJC08モードでガソリン車が15.0km/L、ディーゼル車が17.8km/Lです。
同型車のマツダCX-5の2.5LガソリンターボエンジンがJC08モードで12.6km/L、2.2Lディーゼルエンジンだと17.4km/L、ティグアン(Tiguan)がガソリン車で13.0km/L、ディーゼル車で17.2km/Lなので、燃費はCX-5やティグアン(Tiguan)よりも少し良いですね。
価格
3008の価格は、3,670,000円〜4,480,000円。
マツダCX-5の価格が、2,570,400円〜3,877,200円なので、CX-5の上位グレードと同じくらいの価格です。
ちなみに、VWティグアン(Tiguan)は3,699,000円〜5,290,000円なので、ティグアンとほぼ同じ価格帯ですね。
特徴
3008の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。
特徴的なデザイン
プジョー3008の特徴と言えば、やはりそのデザインです。
フランスメーカーの車というだけあって、そのデザインは非常にユニークなものになっています。
例えば、コックピット。
インパネの中央部分には、ピアノの鍵盤のような“トグルスイッチ”が並んでいます。
見た目にインパクトのあるデザインですが、ここには、オーディオ、エアコン、ナビ、車両設定、ハンズフリー通話などのスイッチが並んでいるようです。
プジョーのホームページによると、指先ですべてを操っているかのようなフィーリングを味わえるように設計されているといいます。
日本車には無いユニークなデザインを求めている人には良いかもしれませんね。
小径ステアリングホイール
3008のステアリングホイールは、通常の車に比べて、少しサイズの小さいステアリングホイールが採用されています。
これも直感的なドライビングフィールを実現するための工夫のようです。
私も、以前3008に乗ったことがあるのですが、最初は違和感を持ちましたが、すぐに慣れて、運転のし易さを感じました。
まとめ
SUVと謳いながら4WD仕様が無いのは少し物足りないですね。
性能を見ても、競合のSUVと比べて、何かが特別秀でているわけではありませんが、独自のユニークなデザインは他には類をみないものになっています。
他の人と被りたくないという方には良いかもしれませんね。
気になる方は是非チェックしてみて下さい。