マツダ BT-50とはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、マツダ BT-50を紹介します。

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基本情報

マツダ BT-50は、マツダがタイなど東南アジアを中心に世界中で販売しているピックアップトラックです。

タイの他にも、オーストラリアやインドネシアなどで販売されていますが、残念ながら現在日本での販売はありません。

現在のモデルがBT-50としては3代目となります。

初代 BT-50

初代BT-50は、フォードと共同開発され、2006年より製造・販売されました。

最初に発表されたのは、2006年3月の第27回バンコクモーターショー。

フォード・レンジャーの姉妹車であり、エンジンは、レンジャーと同じ、2.5Lと3Lのディーゼルターボエンジンを搭載しています。

生産はマツダとフォードとのタイ合弁会社であるオート・アライアンス・タイランド(AAT)社で行われ、北アメリカや日本以外の国 (オセアニア、欧州など) に輸出されました。

2代目 BT-50

2代目は、2010年10月、シドニーで開催されたオーストラリアン・インターナショナル・モーターショー(AIMS)にて、豪州仕様ダブルキャブの市販予定車が世界初公開されました。

その後、2011年にタイを皮切りに世界各国で発売されました。

この2代目は、引き続きフォード レンジャーの兄弟車としてフルモデルチェンジしています。
エンジンは2.2L 4気筒ディーゼルターボに加え、3.2L 5気筒ディーゼルターボというマニアックなものもラインナップされました。

3代目 BT-50

3代目となる現行モデルは、2020年に発売されます。

マツダはフォードとの関係を解消したことにより、2代目まで兄弟車となっていたフォード レンジャーとは、多元を分かつことになりました。
そこで、GMとのピックアップトラックに関する関係解消により販路が減ってしまったいすゞからOEM供給を受けることにより、お互いがウィンウィンの関係で結ばれることとなりました。

3代目BT-50は、いすゞが販売しているD-MAX(3代目)をベースに、デザインテーマである「鼓動-SOUL of MOTION」を導入し、D-MAXとは異なるマツダ流のフロントフェイスを採用しています。

2020年6月17日に、マツダオーストラリアのオフィシャルWebサイトにて、この3代目モデルが世界初公開されました。

スペック

パワートレイン

マツダ BT-50のパワートレインは、いすゞD-MAXと同じ、3.0Lディーゼルエンジンと、1.9Lディーゼルエンジンの2種類です。

1.9Lディーゼルエンジン

1.9Lディーゼルエンジンは、直列4気筒ターボエンジンです。
エンジン型式はRZ4E-TC。

最大トルクは350Nm、最高出力は110kW。

このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速MTと6速ATです。

3.0Lディーゼルエンジン

3.0Lディーゼルエンジンは、直列4気筒ターボエンジンです。
エンジン型式は4JJ3-TCX。

最大トルクは450Nm、最高出力は140kW。

このエンジンも、組み合わされるトランスミッションは、6速MTと6速ATです。

車両サイズ

マツダ BT-50の車両サイズは、全長:5,280mm、全幅:1,870mm、全高:1,790mm、ホイールベース:3,125mmです。(2列4ドアの「ダブルキャブ / Crew Cab (4×4)」の場合)

最大積載量は1,065kgで、トーイング能力は、3,500kg。

最小回転半径は、6.1mです。

特徴

マツダ BT-50の特徴を見ていきましょう。

マツダならではのデザイン

BT-50の特徴は、やはりマツダならではのデザインだと思います。
マツダのデザインテーマである「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」でピックアップトラックならではの力強さ、タフな機能性、道具感を表現したというそのデザインは、これまでのマツダデザインを維持しながら、うまくピックアップトラックにそれを当てはめています。

フロント周りは、5角形のラジエーターグリル。
そして、横に細く鋭いヘッドランプとそこまで伸びたシルバーの加飾。
もはや、この顔を見ると、マツダ車だとすぐに分かります。

BT-50

D-MAX

ただ、サイドビューのシルエットはベースとしているD-MAXと変わらないですね。

リア周りも同じです。

BT-50

D-MAX

一方、インテリアは、マツダならではのデザインとなっています。
ドアトリムやシートには、ステッチが這わされ、より上質感のある素材となりました。

BT-50

D-MAX

エアコンのレジスター形状も、マツダオリジナルのデザインとなっていますね。

ただ、やはりナビディスプレイの位置までは、移動できなかったようで、マツダの他の車のようにインパネの上に配置されるのではなく、D-MAXと同様インパネ中央部分に配置されたままとなっています。

まとめ

マツダ BT-50は、D-MAXをベースとしたピックアップトラックでしたが、驚くくらいにマツダの魂動デザインがマッチした、これまでにない上質なピックアップトラックとなりました。

現在日本では、ピックアップトラックはあまり人気が無いのか、トヨタのハイラックスしかありません。
ただ、こんなかっこいいピックアップトラックが発売されるのであれば、もしかしたら日本でも今後ピックアップトラックが人気になるかもしれませんよね。
そう考えると、BT-50が日本にも導入されることを期待してしまいます。

是非下のマツダ公式の動画も併せてご覧下さい。

マツダ BT-50 ホームページ

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