アメリカの有名自動車メディア「Road and Track」がある日本車に関するツイートを紹介し、話題になっています。
これがこのツイートです。
Todays “seriously, you’re kidding?” JDM car feature is the front side window wiper. As optional on the Toyota Mark II. pic.twitter.com/NkEnYqWBrO
— Chris Haining (@RoadworkUK) January 22, 2018
「これ本当?冗談じゃない?フロントサイドウインドウワイパーだって。トヨタマークⅡのオプションみたいだけど。」
この、世にも珍しいサイドウインドウワイパーは、1988年のトヨタ マークⅡにオプションとして設定されたもののようです。
さらに、同時期、日産シーマでは、サイドミラーワイパーが採用されています。
この記事の中では、効率良く新車を開発するよりも、必要の無い機能の開発に時間をかける高度経済成長期の日本を象徴するようなアイテムだと揶揄されています。
さらに、この記事を以下の文章で締めくくっています。
「1990年代突然日本のバブルは弾け、それとともに余計なワイパーもなくなりました。」
本当に余計なワイパーだったのか?
ただ、私はこれらのワイパーは車の進化を図る上で、必要な技術だったのではないかと思っています。
当然ドライバーにとっては、視界の確保必要不可欠です。
現在は、撥水ガラスコーティング技術の進歩によって、ある程度の視界は確保されるようになっていますが、そのガラスコーティング技術の進歩を補填するための技術として、サイドウインドウワイパーは必要な技術だったのではないかと思うのです。
この例と同じように、目的は同じでも、違ったアプローチによって解決し、無くなっていった技術も車の歴史をたどっていくとたくさんあるはずです。
ただ、そういった技術開発の積み重ねが今の自動車を作っていることは間違いありません。
みなさんはどう思われるでしょうか?