先日オーストラリアのシドニーへ旅行してきたのですが、街に見慣れないかっこいい車がやたらと走っていました。
(職業柄、海外旅行するとついつい、その国ではどんな車が多く走っているのだろうという目で見てしまいます。)
どこのメーカーの車だろうと見てみると、このマークがついていました。
そう。
現代(ヒュンダイ)自動車です。
現代(ヒュンダイ)は日本には展開していないので、日本では馴染みが無いと思いますが、シドニーの街にはとにかく現代(ヒュンダイ)の車がたくさん走っていました。
世界中で売れに売れている現代(ヒュンダイ)自動車とは!?
現代(ヒュンダイ)自動車は、1967年に韓国で設立された韓国最大の自動車メーカーです。
日本市場では受け入れられず、2008年に撤退したため、あまり日本で現代車を見ることはありませんが、世界では毎年販売台数を伸ばし、今やその規模はフォードやホンダを抜き、世界第5位です。(傘下の起亜自動車を含む)
2013年の世界販売ランキング(カッコ内は前年順位と増減率、▲はマイナス)
1 (1) トヨタ 998万台 (2%)
2 (3) VW 973万台 (5%)
3 (2) GM 971万台 (4%)
4 (4) 日産・ルノー 826万台 (2%)
5 (5) ヒュンダイ 756万台 (6%)
6 (6) フォード 633万台 (12%)
7 (-) FCA 435万台 (3%)
8 (7) ホンダ 428万台 (12%)
9 (8) PSA 282万台 (▲5%)
10 (9) スズキ 269万台 (2%)(出処:レスポンス)
現代の躍進の理由は独特なデザイン!?
現代躍進の理由の1つがそのユニークなデザインだと言われています。
2006年には、傘下の起亜自動車が当時アウディのチーフデザイナーだったペーター・シュライヤーを獲得し、デザインの最高責任者に据えました。
その後、現代自動車も当時BMWのチーフデザイナーだったクリストファー・チャップマンを引き抜き、デザイン責任者に据えました。
さらに、2012年に、ペーター・シュライヤーは現代・起亜自動車グループのデザイン最高責任者に就任しています。
それ以降、デザイン優先の経営方針に舵を切り、デザイン改革を行ないました。
その新しい独特のデザインが世界中で評価され、販売台数を一躍伸ばしていったのです。
これが現代のデザインだ
それでは、世界中で賞賛されている現代のデザインを見てみましょう。
Sonata(ソナタ)
Elantra(エラントラ)
Santa fe(サンタフェ)
VELOSTER(ヴェロスター)
いかがでしたでしょうか?
現代自動車はこのようなオリジナルデザインだけでなく、品質やその他の性能においても、今や日本車を凌駕する勢いです。
今後この勢いで、日本市場に再投入される可能性も十分にあるので注目です。