世界の様々な車を紹介するコーナー。
今日は、三菱アウトランダーを紹介します。
基本情報
三菱アウトランダーは、三菱自動車が世界50カ国以上で販売しているSUVです。
元々、アウトランダーは、エアトレックの後継車として2005年に初代が発売されました。
この初代アウトランダーは、プジョーおよびシトロエンへもOEM供給していて、それぞれ「プジョー・4007」、「シトロエン・Cクロッサー」という名で発売されていました。
現行モデルは、2代目。
2012年のジュネーブ国際自動車ショーで世界初披露となりました。
日本では、2012年10月に発売。
その後、プラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」を2013年1月に発売しています。
ここでは、ガソリン車について紹介します。
プラグインハイブリッド車はこちら
国内の販売台数は、月間200台ほど。
一方、プライグインハイブリッド車は、月間1,000台なので、国内では、圧倒的にプラグインハイブリッド車が売れているようです。
スペック
パワートレイン
三菱アウトランダーのパワートレインは3種類で、2.0L SOHCガソリンエンジンと2.4L SOHCガソリンエンジン、2.4L DOHCエンジン(プラグインハイブリッド用)の3種類です。
ここでは、ガソリン車についてご紹介します。
プラグインハイブリッド車についてはこちら。
2.0Lガソリンエンジン
2.0Lガソリンエンジンは、直列4気筒SOHCエンジン(型式:4J11 MIVEC)です。
最大トルクは190Nm、最高出力は110kW。
2WD専用のエンジンです。
2.4Lガソリンエンジン
2.4Lガソリンエンジンは、直列4気筒SOHCエンジン(型式:4J12 MIVEC)です。
最大トルクは220Nm、最高出力は124kW。
こちらは4WD専用のエンジンです。
車両サイズ
三菱アウトランダーの車両サイズは、全長:4,695mm、全幅:1,810mm、全高:1,710mm、ホイールベース:2670mm。
いわゆるCセグメントと呼ばれるサイズです。
ちなみに、日産エクストレイルの車両サイズは、全長:4,690mm、全幅:1,820mm、全高:1,740で、CR-Vが、全長:4,605mm、全幅:1,855mm、全高:1,680mm(2WD)、1,690mm(4WD)なので、ほとんどエクストレイルやCR-Vと同じですね。
車両重量は、2WDが1,490〜1,500kg、4WDが1,560〜1,570kgです。
最低地上高は190mmです。
また、最小回転半径は、5.3mです。
サスペンション
サスペンションタイプは、フロントがマクファーソン・ストラット式。
リアがマルチリンク式です。
タイヤサイズは、ベースグレードが215/70R16で、上位グレードが225/55R18です。
燃費
三菱アウトランダーの燃費は、JC08モードで、2WDが16.0km/L、4WDが14.6km/Lです。
日産エクストレイルは、同じJC08モードで2WDが16.4km/L、4WDが15.6km/Lなので、エクストレイル と比べると、燃費はやや劣ります。
価格
三菱アウトランダーの価格は、2WDが2,668,680円〜3,083,940円。
4WDが2,940,840円〜3,356,100円です。
日産エクストレイルは、2,231,280円〜2,828,520円なので、価格は日産エクストレイルと比べると30〜50万円ほど高いですね。
特徴
三菱アウトランダーの特徴をいくつか順番に見ていきましょう。
3列シート
アウトランダーの特徴の1つが、3列シートを擁すること。
プラグインハイブリッド車には、3列シート搭載モデルはありませんが、ガソリン車では、3列シート仕様を選ぶことができます。
このクラスのSUVでは、日産エクストレイル、ホンダCR-V、マツダCX-8などが3列シート仕様を持っていますが、このクラスで3列シートをつけた先駆けの車と言えます。
ミニバンじゃ飽き足らないという方には、3列仕様があるのは嬉しいですよね。
また、3列目の座り心地についても、ベストカーwebの記事では、エクストレイルよりも快適だと評価されています。
とはいえ、このクラスの3列目ですから、どちらも大人が長時間座るには、窮屈そうですね。
4WD性能
アウトランダーは、三菱自動車の独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載。
「アクティブヨーコントロール[AYC]」という、フロントデフ、電動パワーステアリング、ブレーキを独立して制御することで、旋回時のライントレース性や走行時の安定性、滑りやすい路面の走破性を高めています。
さらに、 「AWC ECO」、「NORMAL」、「SNOW」、「LOCK」という4つのドライブモードを選択することができ、それぞれの路面状況に適した走行を選ぶことができます。
それぞれのモードについては以下。
AWC ECO:通常は、燃費に優れた2WDで走行。滑りやすい路面状況になると、4WDで安定走行。
NORMAL:乾燥舗装路、濡れた路面などで、低燃費で軽快な走りを実現。
SNOW:主に雪道などの滑りやすい路面において、安定性の高い走りを実現。
LOCK:悪路走行や雪道、登坂路など、滑りやすい路面において、優れた走破性を発揮。
まとめ
三菱アウトランダーと言えば、プラグインハイブリッド車を思い浮かべますが、実は、ガソリン車もあって、3列シート仕様が選べるといった特徴もありました。
ただ、その燃費や価格を見ても、他のガソリン車SUVに対して突出するところは無く、あえて選ぶような点が見られなかったのは残念です。
とは言え、すでに発売から7年が経過している車なので、そろそろ次期型に期待したいところですね。
気になる方はチェックしてみて下さい。