トヨタ ROOMY(ルーミー)とはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、トヨタ ROOMY(ルーミー)を紹介します。

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基本情報

トヨタ ROOMY(ルーミー)は、トヨタが日本で販売しているトールワゴン型のコンパクトカーです。

現在のモデルがROOMY(ルーミー)としては初代となります。

なお、ルーミーは、ダイハツが製造・販売しているトールをベースに、トヨタにOEM共有されたモデルです。
スバルからは「ジャスティ」としても販売されています。

商品コンセプトは、広々とした空間「Living」と余裕の走り「Driving」を掛け合わせた「1LD-CAR(ワンエルディーカー)」。

若い子育てファミリーをターゲットとした、スライドドアコンパクトカーです。

発売は、2016年11月。
発売当時ルーミーは、トヨタ店とカローラ店の専用車で、トヨペット店とネッツ店では、フロントフェイスを変えた兄弟車のタンクが販売されていました。

ただ、2020年9月のマイナーチェンジモデルの発売により、タンクはモデル廃止となり、全チャンネルにおいて、ルーミーにモデル統合されています。

また、OEM元のダイハツ トールと同様に、標準モデルと「カスタム」で大きく2つの異なるフロントフェイスデザインが選べるようになっています。

2020年マイナーチェンジモデル

トヨタは、2020年9月15日に、ルーミーのマイナーチェンジモデルを発表しました。
マイナーチェンジの主な内容は以下です。

フロントフェイスデザインの変更

今回のマイナーチェンジに伴い、フロントフェイスのデザインが刷新されました。

元々ルーミーには、標準モデルと「カスタム」というモデルがありましたが、標準モデルのフロントフェイスは、台形の大型アンダーグリルが採用され、兄弟車として存在していた「タンク」のデザインを引き継いでいるように見えます。

新型ルーミー

一方、「カスタム」は、特徴的なグリル形状など、ルーミーカスタムのデザインが引き継がれました。
ただ、横桟型のグリルがより強調され、ワイルドな見た目となっています。

新型ルーミー カスタム

ボディカラーの追加

ボディカラーには、新たに「クールバイオレットクリスタルシャイン」と「ターコイズブルーマイカメタリック」が採用されました。

クールバイオレットクリスタルシャイン

ターコイズブルーマイカメタリック

内装デザインの変更

エクステリアデザインだけでなく、内装も今回のマイナーチェンジで変更されました。

変更されたのは、シートのデザインです。
マイナーチェンジ前は、少しのぺっとした印象でしたが、新しいシートは見た目からしてその質感が上がりましたね。

さらに、この新しいシートは、座り心地とホールド性能を向上させたといいます。

予防安全機能の標準装備化

このマイナーチェンジで、さらに進化した予防安全機能「スマートアシスト」が全車標準装備されました。

この新しいスマートアシストは、同じ方向を走るバイクや自転車などの二輪車が検知できるようになりました。
さらに、夜間の歩行者も検知できるようになり、衝突回避支援ブレーキ機能と衝突警報機能の精度が向上しています。

また、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも全車標準装備となりました。

ウェルカムパワーバックドア標準装備化

ウェルカムパワーバックドアは、電子キーを携帯していれば鍵をバッグから取り出すことなく、ドアロックを解除できる機能です。
車に近づいただけでスムーズに車に乗り込めるので便利ですね。

さらに、降車時にインパネ部分のスイッチで自動オープンの予約をすることができます。
予約して、ドアロックをすれば、次に車に乗り込む時に、電子キーを持って車に近づくだけでパワースライドドアが自動でオープンするので、例えば、買い物などをして両手がふさがっていてもスムーズに車内にアクセスできます。

スペック

パワートレイン

ROOMY(ルーミー)のパワートレインは、1.0L NAエンジンと1.0Lターボエンジンが選べます。

トラスミッションは、全車CVT。
駆動方式は、NAエンジン仕様は2WDと4WDが選べ、ターボエンジン仕様は2WDのみの設定となっています。

1.0L NAエンジン

1.0L NAエンジンは、直列3気筒DOHCエンジンです。
エンジン型式は1KR-FE。

最大トルクは92Nm、最高出力は51kW。

このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、CVTです。

なお、駆動方式は2WDと4WDの設定があります。

1.0L ターボエンジン

1.0Lターボエンジンは、直列3気筒インタークーラー付きターボエンジンです。
エンジン型式は1KR-VET。

最大トルクは140Nm、最高出力は72kW。

このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、CVTです。

駆動方式は、2WDのみの設定となっています。

車両サイズ

ROOMY(ルーミー)の車両サイズは、全長:3,700mm(カスタムは3,705mm)、全幅:1,670mm、全高:1,735mm、ホイールベース:2,490mmです。
当然ですが、OEM元のダイハツ トールと同じサイズになっています。

日産キューブのサイズが、全長:3,890mm、全幅:1,695mm、全高:1,650mm、ホイールベース:2,530mmなので、キューブよりも若干小さいサイズ感です。

車両重量は、1,080〜1,110kg。

最小回転半径は、4.6m(カスタムG-Tは4.7m)です。

最低地上高は、130mmです。

ボディカラー

モノトーンとツートーン合わせて全部で12色の中から選べます。
ただし、ツートーンはカスタム専用となっています。

サスペンション

ROOMY(ルーミー)のサスペンション形式は、フロントがマクファーソンストラット式で、リアが2WDはトーションビーム式。
4WDはトレーリングリンク車軸式です。

タイヤとホイールサイズは、標準モデルの場合、全グレード165/65R14タイヤと鉄ホイール。
カスタムの場合、NAエンジン仕様は165/65R14タイヤとアルミホイール。
ターボエンジン仕様が175/55R15タイヤとアルミホイールとなっています。

ルーミー(全グレード)

カスタムG

カスタムG-T

燃費

ROOMY(ルーミー)の燃費は、WLTCモードで1.0L NAエンジンの場合18.4km/L。
1.0L ターボエンジンの場合、16.8km/Lです。

価格

ROOMY(ルーミー)の価格は、標準モデルが1,556,500〜1,919,500円。
カスタムGが1,914,000〜2,090,000円です。

標準モデルとカスタムは20万円ほどの価格差があるようです。

特徴

ROOMY(ルーミー)の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

広い室内空間

ルーミーの特徴は、その名前の通り広い室内空間です。

室内高さは、1,355mm。
トヨタ ヴォクシーの室内高さが1,400mmなので、コンパクトカーでありながら、その室内広さは、本格ミニバンのヴォクシーと比べても45mmしか変わらないんですね。

これなら、小さい子供なら、室内で立って着替えなどをすることが可能です。

また、センターコンソールが無いので、前席から後席への移動や、運転席から助手席への移動など、車内での移動がスムーズに行えるのも特徴です。

多様な収納スペース

ルーミーの車内には、様々な工夫が凝らされた収納スペースが数多くあります。
例えば、軽自動車のように、助手席の下にアンダートレイ収納があったり、インストルメントパネルの中央部分には大きなゴミ箱にできるスペースがあったりと、そのボディサイズをフル活用してスペースとして使えるため、実際使っていると、見た目以上の広さを感じられるのではないでしょうか。

まとめ

広くて、収納も充実していて、まさに子育て世代にぴったりのコンパクトカーでした。
マイナーチェンジで予防安全機能も充実しましたし、カスタムはなかなかかっこいいルックスとなりました。

価格も、200万円以下で買えるグレードもあるので、これだけ機能がついてこの価格なら納得ですね。

是非気になる方はチェックしてみて下さい。

ROOMY(ルーミー)ホームページ

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