三菱エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)とはどんな車か?徹底分析してみた

三菱
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、三菱エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)を紹介します。

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基本情報

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)は、三菱が日本や北米、欧州、東南アジア、オセアニア地域など、世界中で発売しているミッドサイズSUVです。
三菱が販売する小型SUVのRVRと、ミッドサイズSUVのアウトランダーのちょうど間にあたるモデルです。
このモデルがエクリプスクロスとしては初代のモデルとなります。

日本では、2018年3月に発売されました。

三菱自動車はこの車を「クーペSUV」と表現しており、流麗なフォルムはストレートに「クーペスタイルのSUV」を表現する理由から、三菱クーペの象徴でもあるエクリプスになぞらえ、エクリプスクロスという名前が採用されました。(出処:ウィキペディア)

なお、エクリプスクロスは、2019年RJCカーオブザイヤー、2018年グッドデザイン賞をそれぞれ受賞しています。

クロスオーバーSUV『エクリプス クロス』が2019年次「RJCカーオブザイヤー」を受賞しました。
受賞理由は「スタイリッシュなクーペスタイルのSUVというだけではなく、三菱自動車独自の電子制御4輪駆動技術『S-AWC』により、高い走破性、操縦安定性を確保。新開発1.5L直噴ターボエンジン+8速スポーツモード付CVTは、中低速トルクを向上させることで、活発な走行性能を実現した。」とされており、エクリプス クロスのデザインと高い走行性能が評価されました。(出処:三菱自動車ホームページ)

エクリプス クロスは、スタイリッシュなクーペフォルムにダイナミックなSUVの機動力を融合させた三菱自動車らしいクーペSUVです。
今回の受賞は、「ボディサイドの大胆なウェッジシェイプが鮮烈な印象を残す。サイドを鋭くえぐるようなキャラクターラインも個性的で、ドアハンドルもこのラインに合わせた造形として一体感を持たせる一方、リヤウインドウを上下2枚として良好な後方視界を確保するなど、細部までこだわりを感じる。前端と後端でルーフ断面を変え、クーペ的なシルエットとSUVに求められる居住性を両立した技にも感心した。」と審査委員に高く評価され、受賞に至りました。(出処:三菱自動車ホームページ)

スペック

パワートレイン

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)のパワートレインは、1.5Lガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンが選べます。
なお、ガソリンエンジンの場合は、2WD/4WDともに選択でき、ディーゼルエンジンの場合は4WDのみの設定となっています。

1.5Lガソリンエンジン

1.5Lガソリンエンジンは、新開発の直列4気筒DOHC直噴ターボチャージャー付エンジンです。
このエンジンは、燃料噴射を精密に制御する直噴システムに加え、傘中空ナトリウム封入排気バルブを搭載し、さらに可変バルブタイミング機構MIVECを採用したことで、低回転域から高いトルクを発揮できるようです。
また、ターボチャージャーに斜流タービンや電動ウエストゲートバルブを採用し、過給レスポンスを高めるとともに、大型インタークーラーの採用で充填効率を向上させ、燃費性能と低速域からの加速の良さを両立させています。

最大トルクは240Nm、最高出力は110kW。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、INVECS-III 8速スポーツモードCVTです。
CVTでありながら、ステップシフト制御を採用したことで、ダイレクトな加速が味わえます。

2.2Lディーゼルエンジン

2.2Lディーゼルエンジンは、直列4気筒DOHC直噴ターボチャージャー付エンジンです。
こちらは、デリカD:5に搭載されているエンジンと同型のものです。

最大トルクは380Nm、最高出力は107kW。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、8速スポーツモードATです。

車両サイズ

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)の車両サイズは、全長:4,405mm、全幅:1,805mm、全高:1,685mm、ホイールベース:2670mm。
いわゆるCセグメントと呼ばれるサイズです。

ちなみに、ホンダ ヴェゼル(VEZEL)の車両サイズは、全長:4,330mm、全幅:1,770mm、全高:1,605mmで、CR-Vが、全長:4,605mm、全幅:1,855mm、全高:1,680mm(2WD)、1,690mm(4WD)なので、ちょうどヴェゼルとCR-Vの間に位置するサイズ感です。

車両重量は、ガソリン車が1,460〜1,550kg、ディーゼル車が1,660〜1,680kgです。
ガソリン車とディーゼル車の重量差は、約130kgということですね。

最低地上高は175mmです。

燃費

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)の燃費は、JC08モードで、ガソリン車2WDが15.0km/L、4WDが14.0km/L。
ディーゼル車(4WD)は、15.2km/Lです。

ホンダ ヴェゼル(VEZEL)の燃費がJC08モードで2WDが21.2km/L、4WDが19.6km/L。
トヨタC-HRがJC08モードで、2WDが16.4km/L、4WDは15.4km/Lなので、燃費はこれらの車と比べるとやや劣りますね。

価格

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)の価格は、ガソリン車の場合、2,539,080円〜3,107,160円。
ディーゼル車の場合、3,061,800円〜3,403,080円です。

ガソリン車とディーゼル車の価格差は30万円ほど。
ただ、優遇税制などあって実質的には20万円ほどの差となります。

それで、燃費が約1Lあたり1km違う訳ですから、ディーゼルを選ぶ方がお得に感じますね。

特徴

エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

エクステリアデザイン

エクリプスクロスの特徴といえば、そのデザインだと思います。
真っ先に目が行くのが、そのリア周り。
リアコンビランプが横一直線に伸び、リアウインドウを上下2枚分割としています。

これにより、リアの視界も確保しつつ、他の車には無い、独特な印象を与えています。

また、ボディサイドを深くえぐったようなキャラクターライン。
これがリアのコンビランプまで一直線で結ばれています。
これとシャープに突き出したコンビランプが一体感をもたらし、より鋭くキレのある印象を与えます。

これらの斬新なデザインが評価され、2018年グッドデザイン賞を受賞しています。

本格的なSUV

エクリプスクロスは、決してなんちゃってSUVではなく、本格的なSUVとしても見劣りしないパフォーマンスを発揮できる車となっています。
実際に、2018年5月に実施された、1.5Lターボエンジンでのデモ走行の様子が公開されていますが、これを見ると、三菱の自信と、この車をSUVとしてしっかりと開発を行なってきたことがうかがい知れます。

まずは、最大傾斜45度の急坂登坂。
1.5Lという小排気量であるにも関わらず、低速域でもしっかりとトルクを発揮し、スムーズに登って行きます。

また、階段路面走行では、何事も無いようなスムーズな走行を見せています。
最低地上高は175mmとそれほど高いわけではありませんが、アプローチアングルとデパーチャーアングルをしっかりと確保していることで、このクラスでは十分すぎるほどの走破性を実現しています。

さらに、剛性の高さも注目するべきポイントです。
モーグル路では、そのねじり剛性の高さを発揮しています。

片輪が浮いている状態でも、ボディが歪むことなくしっかりとしていて、その状態でドアの開閉ができるといいます。
さらに、フロントストラットにタワーバーを設定するなど、高い走行安定性を実現しています。

まとめ

そのスタイリングから街乗り用なんちゃってSUVかなと最初思ったのですが、よく見てみると、しっかりと本格SUVを目指して開発された車だということが分かりました。

また、私自身エクリプスクロスに乗ったことがあるのですが、実際、低速域でのトルクの良さが印象的で、アクセルのレスポンスも良く、車が軽いと感じるほどでした。
街乗りでもきっとストレス無く運転できるはずです。

さらに、これだけの4WD性能があると、アウトドアユースにも安心して使えますよね。
まさに、このクラスのSUVはこうあって欲しいというお手本となるような車でした。

是非気になる方はチェックしてみて下さい。

エクリプスクロス ホームページ

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