マツダ3とはどんな車か?徹底分析してみた

マツダ
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、マツダの3を紹介します。

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基本情報

マツダ3は、マツダが日本や北米、中国、欧州など、世界中で発売しているハッチバック・セダンです。
前型モデルまでは、日本では「アクセラ」という名前でしたが、これまで北米などではすでに「3」という名前で販売されており、今回のフルモデルチェンジから日本でも「3」という名前で発売されることとなりました。

現行モデルが3(アクセラ)としては4代目です。
日本では、1.5Lのガソリンモデルと1.8Lのクリーンディーゼルターボモデルが2019年5月に発売され、2Lのガソリンモデルは7月下旬に発売、自己着火型ガソリンエンジン「SKYACTIV(スカイアクティブ)X」搭載モデルに至っては予約受注の開始が7月下旬で発売は10月となっているようです。(出処:webCG)

なお、車型はセダンとハッチバックのタイプがあります。

前型モデル アクセラ

スペック

パワートレイン

マツダ3のパワートレインは、1.5Lガソリンエンジン、2.0Lガソリンエンジン、1.8Lディーゼルエンジンが選べます。
さらに、10月には、新規開発の火花点火制御圧縮着火(SPCCI)ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」モデルも発売されます。

1.5Lガソリンエンジン

1.5Lガソリンエンジンは、水冷直列4気筒DOHCエンジンです。
こちらは、前型モデルに搭載されていたエンジンと同じですね。
デミオにも同型のエンジンが搭載されています。

最大トルクは146Nm、最高出力は82kW。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速MT(2WD)と6速AT(2WD/4WD)が選べます。

2.0Lガソリンエンジン

2.0Lガソリンエンジンは、水冷直列4気筒DOHCエンジンです。
こちらも、前型モデルに搭載されていたエンジンと同じです。
他車種では、CX-3、CX-5にも同型のエンジンが搭載されています。

最大トルクは199Nm、最高出力は82kW。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速ATのみ。
駆動形式は2WDしか選択できません。

1.8Lディーゼルエンジン

1.8Lディーゼルエンジンは、水冷直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンです。
こちらは、CX-3に搭載されているエンジンと同型のものです。
前型モデルの「アクセラ」に搭載されていたディーゼルエンジンは1.5Lだったので、排気量がアップしています。

最大トルクは270Nm、最高出力は85kW。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速ATで2WDと4WDが選べます。

車両サイズ

マツダ3の車両サイズは、全長:4,460mm(セダンは4,660mm)、全幅:1,795mm、全高:1,440mm、ホイールベース:2725mm。
いわゆるCセグメントと呼ばれるサイズです。

前型モデルの「アクセラ」は、全長4,470mm、全幅1,795mm、全高1,470mmだったので、前型とほとんどサイズは変わっていませんね。
ただ、全高は30mmも下がっています。
この全高の低さは、スカイラインやレクサスISレベルです。

また、トヨタ カローラスポーツ(COROLLA SPORT)の車両サイズは、全長:4,375mm、全幅:1,790mm、全高:1,460mm、ホイールベース:2640mmなので、カローラスポーツと比べると、同じか若干大きいサイズ感ですね。

車両重量は、1,320〜1,470kg。

最低地上高は2WD、4WDともに140mmです。

燃費

マツダ3の燃費は以下です。

トヨタ カローラスポーツ(COROLLA SPORT)の燃費(WLTCモード)は、2WD(CVT)が16.4km/L、4WD(CVT)が15.2km/Lなので、マツダ3とほとんど同じですね。

価格

マツダ3の価格は、ガソリン車の場合、2,181,000円〜2,719,200円。
ディーゼル車の場合、2,740,000円〜3,221,400円です。

前型モデルの価格が、1,760,000円〜3,310,000円なので、最安グレードの価格は約35万円上がったことになります。

また、トヨタ カローラスポーツ(COROLLA SPORT)の価格は、ガソリン車の場合、2,169,200円〜2,747,800円なので、価格もカローラスポーツとほとんど同じです。

特徴

マツダ3の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

エクステリアデザイン

左がセダンで、右がハッチバック

左がハッチバックで、右がセダン

手前がセダンで、奥がハッチバック

マツダ車の特徴といえば、そのデザインですよね。
マツダ3も、これまでのマツダ車同様、一目でかっこいいと思えるデザインとなっています。

また、このマツダ3で注目したい点は、セダンとハッチバックで、多くの部分を異なるデザインとしていることです。
通常、同じモデルでセダンとハッチバックを作る場合、Bピラーより前側は全く同じで、それよりも後側を作り分けますが、マツダ3は、フロントバンパーやフロントフェンダーまでセダンとハッチバックで個別設計としているようです。
セダンではフロントグリルがクロームメッキとなっているのに対して、ファストバックはスポーティーなイメージを強調するダークメタリック調の塗装を採用しています。
また、バンパー下部の形状も異なっています。

これについて、開発責任者の別府耕太氏とチーフデザイナーの土田康剛氏は、
「ハッチバックとセダンでは客層もクルマに求めるものも違う。
具体的に言うとハッチバックは若々しくアクティブで、セダンはコンサバティブだし実用性への要求も高い。
そこでハッチバックとセダンでは方向が異なる、ふたつのクルマを作ることで、2人の意見が合いました。」
と語っています。(出処:レスポンス)

また、ハッチバックのデザインを見ると、ショルダーラインが前型モデルに対して高くなったことが見てとれます。
最近のデザイントレンドではありますが、これによってよりシャープでスポーティーな印象が強くなった気がしますね。

サイドウインドウの大きさは、ベンツAクラスや、ボルボV40よりも狭いのではないでしょうか。

Volvo V40

Mercedes-benz A class

マツダ3

音響

このクラスの車で、マツダ3ほど、「音」性能にこだわっている車はないのではないでしょうか。
マツダ3のホームページを見ると、マツダの「音」についてこだわりを感じることができます。

マツダは、ただ静かな車が良いわけでなく、ドライバーが適切に車のコンディションを感じられるような音はあえて消すことはせずに、残していると言います。
つまり、エンジン音やロードノイズは、しっかりとドライバーに届くように設計されているということです。

それ以外の雑音は、音響システムや徹底した穴ふさぎによって、消しているようです。

マツダの車に乗ると分かると思うのですが、室内の静粛性には驚かされます。
それは、車種によるものではなく、デミオからCX-8まで、アイドリング時は静かで、加速時には心地良いエンジン音が響くなど、しっかりとこの「音」の設計がされているように感じました。

私はまだマツダ3には乗ったことがないのですが、おそらく、マツダ3もこれまでのマツダ車と同様に、静粛性と心地良いエンジン音が両立されているのだと思います。

また、マツダ3は、3Lウーファー付きの音響システムが標準装備となっており、スピーカー一つ一つの置き場所にも徹底してこだわったと言います。
さらに、オプションのBoseサラウンドシステムを選ぶと、サブウーファーがラゲッジルームに追加されます。
かなり贅沢な仕様ですね。

まとめ

マツダらしいこだわりが詰まった車でした。

マツダは、全車「相似設計」と呼ばれる思想で設計されています。
これは、車のサイズは違っても、性能の考え方や、設計、装備などは全て同じにすること。

通常マツダ3のようなクラスの車では、開発費や原価を下げるために、装備や性能が妥協されてしまうものです。
ただ、マツダ3は、一つ、二つ上のモデルと同じような装備を実現しているので、国産の競合車と比べると、車の出来としては突出しているように感じます。
もはや、比べる相手は、ドイツメーカーなのかもしれません。

是非、一度乗ってみたいですね。
気になる方はチェックしてみて下さい。

マツダ3ホームページ

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