新型日産ノートはどんな車か?徹底分析してみた!

車分析
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、新型日産NOTE(ノート)を紹介します。

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基本情報

日産NOTE(ノート)は、日産が日本で製造・発売しているコンパクトハッチバック車です。

今回発売される新型がNOTE(ノート)としては3代目となります。

初代ノート

初代NOTE(ノート)は、日産の世界戦略車として2005年より製造・販売されました。

2004年にパリオートサロンにて、コンセプトカー「Tone(トーン)」として発表されたのが最初です。
2005年1月に日本で発売され、その後、2005年9月にフランクフルトモーターショーで欧州仕様車を発表。
2006年から欧州で製造・販売されました。

また、2005年には、グッドデザイン賞を受賞しています。
(出処:ウィキペディア)

2代目ノート

2代目NOTE(ノート)は、2012年に発売されました。
2代目ノートについてはこちら
2016年には、小型車として世界初となるシリーズ方式ハイブリッドシステムを搭載したe-POWERが追加されました。

この年の11月には、国内販売台数15,784台を記録し、軽自動車を含む全銘柄の販売台数で1位となりました。
日産車が軽自動車・登録車を問わず月間販売台数で1位になったのは6代目(B12型)サニー前期型以来、30年2か月ぶりとなります。

3代目ノート

そして、3代目となる新型ノートが2020年11月24日に発表されました。
実際の発売は、2WDが2020年12月23日で、4WDが2021年2月となります。

なお、2代目ノートは、ガソリンモデルとe-POWERモデルを併売していましたが、3代目は、e-POWERモデルのみの展開となります。

このe-POWER一本化ついて、国内部門を担当する星野朝子執行役副社長は「ガソリン車があった方が量はたくさん出るかもしれないが、ゼロエミッションの世界をわれわれがリードしてつくるというのが日産のビジョン。電動化に集中していくうえでの象徴となるクルマとしてノートe-POWERを投入する」と語っています。

新型ノートのプレゼンをする星野朝子執行役副社長

スペック

パワートレイン

新型NOTE(ノート)のパワートレインは、1.2Lエンジンを発電用に使い、完全モーター駆動のe-POWERです。

システム自体は、2代目ノートのe-POWERと大きく変わりませんが、モータースペックを向上させ、新たにドライブモードを設定するなど、いくつかの改良を加えた第2世代のe-POWERシステムとなっています。

また、駆動方式は、2WDと、リアにもモーターを搭載した4WDが選べます。

エンジン

発電用エンジンは1.2Lの直列3気筒エンジン。
エンジン型式は、HR12DE-EM47です。

最大トルクは103Nm。
最高出力は60kWです。

2代目ノートe-POWERのエンジンは最大トルクが103Nm、最高出力が58kWだったので、最高出力が2kW上がっています。

モーター

駆動用のフロントモーターは、EM47という型式。

最大トルクは280Nm。
最高出力は85kWです。

2代目ノートe-POWERのエンジンは最大トルクが254Nm、最高出力が80kWだったので、トルクで10%、出力で6%向上しています。

バッテリー

駆動用のバッテリーは、2代目ノートe-POWERと同じくリチウムイオン電池です。

車両サイズ

新型NOTE(ノート)の車両サイズは、全長:4,045mm、全幅:1,695mm、全高:1,505mm(「X」グレードは1,520mm)、ホイールベース:2580mmです。

2代目ノートが全長:4,100mm、全幅:1,695mm、全高:1,520〜1,525mm、ホイールベース:2600mmだったので、2代目から全長が55mm短くなったことになります。

また、トヨタ ヤリスの車両サイズが、全長:3940mm、全幅:1695mm、全高:1500mm、ホイールベース:2550mmなので、トヨタ ヤリスよりも若干全長が長いですがほとんど同じサイズ感です。

車両重量は、1,190〜1,220kg。

最小回転半径は、4.9mです。

最低地上高は、全グレード120mmです。

サスペンション

新型NOTE(ノート)のサスペンション形式は、フロントがマクファーソンストラット式で、リアがトーションビーム式です。

タイヤサイズは、185/65R15で、上位グレードの「X」は、185/60R16となっています。

燃費

新型NOTE(ノート)の燃費は、WLTCモードで28.4〜29.5km/Lです。

トヨタ ヤリス(Yaris)ハイブリッドの燃費が2WDで35.4〜36.0km/L、4WDで30.2km/L。
ホンダ フィット(HONDA FIT)ハイブリッドの燃費は、2WDが27.2〜29.4km/Lで、4WDが23.2〜25.6km/Lなので、新型ノートの燃費は、ちょうどフィットヤリスの間に位置します。

価格

新型NOTE(ノート)の価格は、2,029,500円 〜2,186,800円です。
2代目ノートe-POWERの価格が1,937,100円〜2,469,500円だったので、最低価格は、約10万円上がっています。

また、競合のトヨタ ヤリスの価格が、ハイブリッド車の場合1,998,000円〜2,493,000円なので、価格はヤリスとほとんど変わらないですね。

特徴

新型NOTE(ノート)の特徴をいくつか順番に見ていきましょう。

進化したエクステリアデザイン

まず最初にご紹介したいのが、エクステリアデザインです。
2020年7月に公開された、クロスオーバーEV「アリア」のデザインを踏襲したようなそのデザインは、2代目ノートに比べて、より先進的な印象を与えます。

アリア

そのデザインコンセプトは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」。
日本らしい伝統的なテイストをベースにしながらも、グローバルに通用するモダンなデザインに昇華させます。

また、新型ノートは、新しい日産ブランドロゴを採用した最初の車となります。
さらに、日産のアイコンであるVモーショングリルも新しいものへとアップデートされました。

リアは、横に長いテールランプと、「NISSAN」の文字。
これもアリアのデザインと同じですね。

2トーン

モノトーン

ボディカラーは「ビビットブルー/スーパーブラック」「オペラモーブ/スーパーブラック」の2トーン2色と、「ホワイト」「スーパーブラック」「ピュアホワイトパール」「ブリリアントシルバー」「ダークメタルグレー」「ガーネットレッド」「オーロラフレアブルーパール」「バーガンディー」「オペラモーブ」「プレミアムホライズンオレンジ」「オリーブグリーン」のモノトーン11色の展開となっています。
カラーバリエーションは非常に豊富ですね。

先進的なインテリアデザイン

続いて、インテリアデザインを見てみましょう。

新型ノートには、アリアと同じように、バイザーレスの2つのディスプレイが並べられています。
メーター部分には、7インチのフル液晶ディスプレイ。
ナビゲーション用は、このクラスでは最大となる9インチディスプレイが設定されます。

また、センターコンソールは、下が空洞になり、まるで宙に浮いているかのようなデザインとなっています。
電制シフトノブもシンプルな形状で、非常にすっきりとした印象となっていますね。

なお、新型ノートの室内サイズは2030×1445×1240mm(室内長×室内幅×室内高)となっています。

ドライブモード

新型ノートには、2代目ノートにはついていなかったドライブモードが新たに設定されました。
ドライブモードの種類は「SPORT」「ECO」「NORMAL」の3種類。
SPORTモードでは力強い加速が体感できるほか、SPORTとECOの両モードにクリープを設定し、駐車場などでの速度調整をしやすくなりました。

なお、ドライブモードは、センターコンソール上面に設定されたスイッチで選択することができます。

新世代のe-POWERシステム

コンパクトSUVモデルのキックスまでは、第1世代のe-POWERシステムでしたが、この新型ノートからは、新しい世代のe-POWERシステムを搭載しています。

まず、インバーターが更新され、一体型型となったことで40%小型化と33%軽量化を実現しました。
さらに、モーターもトルクが10%以上向上しています。

また、新型ノートには、路面状況に応じて発電制御を行なうという世界初の技術が採用されました。
これは路面状態と車速の情報を基に、ロードノイズが大きい荒れた路面ではエンジンを積極的にONにして発電を行なうというもので、逆になめらかな路面では発電頻度を下げて車内の静粛性を保つというものです。
これまでのe-POWERは、充電量を重視していたため、できる限りバッテリー残量を残すことに主眼を置いていました。
そのため、低速域でもバッテリー残量が減った場合、エンジンを始動し充電させていたのですが、新型ノートではバッテリー残量が一定以上ある場合は極力発電しないようなセッティングになっているようです。

この新しいエンジン制御に加えて、エンジン作動音の低減と、車体遮音性能の向上によって、市街地でも高速道路でも圧倒的に静かになったといいます。

なお、燃費も向上していて、JC08モードで比較すると、2代目ノートが34.0km/Lだったのに対して、新型ノートは38.2km/Lへと向上しています。

まとめ

実に8年ぶりのフルモデルチェンジとなったノートですが、その内容を見てみると、2代目とは比べ物にならないくらい、大きく進化した車となっていました。
特にインテリアデザインのクオリティは、他のコンパクトカーに対しても一歩抜け出したような印象を持ちます。

実際に発売されるのはこれからですが、発売されたら是非実際に運転してみたいものです。

是非気になる方はチェックしてみて下さい。

新型NOTE(ノート)ホームページ

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