【死亡事故が多発!?】エンジン プッシュスタートボタンの影に隠れた超意外な危険性とは!?

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最近どの自動車メーカーもプッシュスタートボタンを採用してきていますが、このプッシュスタートボタンに意外な危険性が隠れていると、アメリカの自動車誌「Consumer Reports」が報じました。

みなさんもご存知のように、プッシュスタートボタンは、鍵穴にキーを刺すことなく、ポケットにキーを入れたままボタンを押すだけでエンジンを始動させることができる便利な機能です。

2000年代中頃から、高級車を中心に採用され始め、現在では、高級車から軽自動車まで幅広く採用されています。

しかし、このような便利な機能だけに、ある危険性があると「Consumer Reports」は警告します。

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12件もの死亡事故が発生している!?

実は、車で帰宅した人が、家のガレージに車を止め、アイドリング状態のまま車から降りてしまい、その家族が一酸化中毒で死亡したという事件が報告されているのです。

プッシュスタートボタン式の車の場合、車から降りる時にわざわざキーを出す必要がありません。
そのため、アイドリング状態のまま、それに気づかずに車を降りてしまう人がいるのです。

ハイブリッドやプラグインハイブリッド車であれば、なおさらその危険性があると「Consumer Reports」は報じます。

アメリカでは、このことが原因で人が死亡した事故がこれまでに12件起こっているそうです。

対策をしたメーカーとしなかったメーカー

そのため、多くの自動車メーカーでは、エンジンが始動している状態で、車外にキーを持ち出した場合、警告音などで知らせる機能を追加しました。

ただ、今でも、そのような対策を打っていないメーカーもいくつかあるようです。

警告音で知らせる機能を追加したメーカー

フォード
GM
ホンダ
ヒュンダイ
マツダ
三菱
日産
トヨタ

未だ対策をしていないメーカー

クライスラー
ランドローバー
メルセデス‐ベンツ
フォルクスワーゲン
ボルボ

アメリカの交通安全委員会(NHTSA)は、事故が報告される以前から、この危険性を指摘していたと言います。

そのため、NHTSAは警告音の設定、もしくは、自動エンジンストップ機能を義務化する動きをとっていました。

しかし、それに対していくつかのメーカーが反対していたそうです。
もし、ドライバーがペットなどを車内に残して、買い物した場合、エアコンが効かなくなることなどを想定して、反対をしていたのです。

今後自動エンジンストップ機能が義務化される?

ただ、カルフォルニア州で発生した死亡事故により、自動車メーカー数社に対して、集団訴訟が今年の8月から起きています。

原告側は、自動エンジンストップ機能の義務化を要求しています。

もしかしたら、数年後にはどの車にも自動エンジンストップ機能が追加されるかもしれません。

ただ、日本車メーカーはどこも、エンジンが始動していた状態でキーを車外に持ち出した場合、警告音が鳴るよう設定されているので、日本車に乗られている方は心配はありません。
ご安心下さい。

参考:Consumer Reports

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