2021年に開設される「ポルシェ エクスペリエンスセンター」はどんな施設なのか予想してみた!

メーカーの戦略
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ポルシェの日本法人、ポルシェジャパンは、総合スポーツドライビング施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター・ジャパン」を2021年に、千葉県の木更津市に開業することを昨年発表しました。

プレゼンをする七五三木 元社長

この「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」は、顧客へスポーツドライビング体験の場を提供するための施設です。

この施設には、ポルシェが独自に設計するユニークなドライビングコースが設置される予定で、顧客が自らのポルシェでエキサイティングなドライブを楽しんだり、非ポルシェオーナーがポルシェのドライブフィールを味わうことができます。

「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」の日本への設置は、世界で8番目。

そこで、ここでは、すでに開業している、アメリカ アトランタにある「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」をご紹介したいと思います。

これを見ると、2021年の日本での開業が楽しみになること間違いありません。

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「ポルシェエクスペリエンスセンター」はこんなところ

アメリカ アトランタにある「ポルシェエクスペリエンスセンター」は、アトランタ空港からほど近いところにあります。

下の写真はGoogleマップの航空写真を示していますが、左のマルがアトランタ空港で、その北東に位置しているのがポルシェエクスペリエンスセンターです。

航空写真から見ても、広大な土地に様々なコースが見えますね。

メインはこんな立派な建物。

ポルシェ・エクスペリエンスセンターのメインの建物

そして、その先には、広大な土地の中に、ポルシェの限界走行が体験できる様々なコースが用意されています。

周回路

1.6kmにも及ぶ周回路では、高速走行が可能で、高速走行時の車両安定性やハンドリングを体感することができます。

オフロード

水中走行、様々な角度のアップヒルおよびダウンヒル走行を含む 21 種類のオフロードトレーニングが待ち構え、SUVなどのオフロード走破性を体感することができます。

スキッドパッド

円形のこのコースでは、横滑り防止装置をオフにしてドリフトを体感することができます。

低ミュー路

水を撒いて、人工的に滑りやすい路面を再現しています。
ここでは、ブレーキやタイヤのトラクション評価を行なうことができます。

ダイナミクスエリア

極限状態におけるスピード・ドライブと実践演習専用のコースです。
スラロームやブレーキング、車線変更などを学ぶことができます。

ローフリクションハンドリング

ここは、コンクリート塗装されたタイトなカーブが続くコースです。
素早いステアリング操作やドリフトでのコーナリング技術を学ぶことができます。

キックプレート

ここでは、車のスピンや横滑りを起こした際の制御スキルを学ぶことができます。
悪天候時の路面が想定され、センサーがどのように反応しドライバーがどのように車をコントロールするべきかを体験することができるようになっています。

これらのコースを、ポルシェの様々な車種に乗って、インストラクターとペアになって走行することができるのです。

例え、ポルシェに乗っていても、普段の街中の道では、その性能の限界を体感する機会は無いと思います。
ただ、このポルシェ・エクスペリエンスセンターでは、限界走行を体感できるので、ポルシェの本当の凄さを実感できるのだといいます。

レストランも完備

ポルシェ・エクスペリエンスセンターには、味覚体験 “カレラカフェ” とグルメ・レストラン “356”という2つのレストランがあります。

カレラカフェにはポルシェらしい特別な雰囲気が漂い、ドリンクやスナック類が提供されます。
また、店内のデコレーションにも注目です。
天井の照明は往年の 911 のシフトレバー形にデザインされ、ファブリックには車内の繊維模様として 60 年代に流行したぺピータがあしらわれています。

また、レストラン “356” のインテリア・デザインは、その名前の通りポルシェ 356 を彷彿させる仕上がり。
店内からはアトランタ国際空港の滑走路が見渡せる絶好のロケーションというのも特徴です。
メニューには地元の旬の素材を取り入れた料理が並び、ワイン・リストには世界有数のワインが豊富に揃う、食事するだけでも価値があるレストランですね。

料金はやっぱりポルシェ価格

それでは、こんなポルシェ・エクスペリエンスセンターですが、気になる価格はどれほどなのでしょうか。

ホームページを見てみると、例えばパナメーラGTSの場合、1時間半で300ドル(約3万6千円)もします。
やはり体感するにも、その価格はさすがポルシェといった感じです。

少し高いとは思いますが、ポルシェの性能を最大限に体験できる貴重な経験ができるという意味では、経験してみる価値はあるのかもしれません。

まだ日本に建設されるポルシェ・エクスペリエンスセンターの詳細は明らかになっていませんが、どんな施設になるのか今から楽しみですね。

【2020年9月12日追記】「ポルシェエクスペリエンスセンター」の建設場所は?

現在ポルシェエクスペリエンスセンターが建設されているのは、千葉県木更津市伊豆島字中1台1148番。

Googleマップで調べてみると、すでにポルシェエクスペリエンスセンターとして登録されていました。

ちなみに、東京からだと車でアクアラインを通って約50分です。
これだったら都内からも行きやすくていいですね。

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