【総まとめ】各自動車メーカーのエンブレムの意味を徹底解説

車の歴史
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本日は、自動車のエンブレムの由来についてご紹介したいと思います。
どの車にも、必ずそのメーカーのエンブレムが付いています。
ホンダやマツダのエンブレムはとてもわかりやすいですが、中には、どうしてそんなエンブレムなの?というメーカーがいくつかあります。

ただ、そんなエンブレムにも、それぞれ込められた想いがあるんです。
それでは、順番に見ていきましょう。

頭文字の「H」を象ったホンダのエンブレム

頭文字の「M」を象ったマツダのエンブレム

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スバル(SUBARU)

スバルの「六連星マーク」は1958年登場のスバル・360にて、富士重工業の社内募集案に、 スバル・360の基本デザインを担当した社外工業デザイナーの佐々木達三が手を加えたものを採用したのが起源であると言われています。
スバルとは、元々おうし座のプレアデス星団のことを指す言葉です。

日本ではプレアデス星団のことを昔から「六連星」と呼ばれていました。
富士重工業が旧・中島飛行機系5社を吸収合併するという形で誕生したことから、この「6社を統合する」という意思が込めらたといいます。

プレアデス星団

トヨタ(TOYOTA)

現在のトヨタマークは、1989年10月、会社創立50周年を記念して発表されたものです。

このトヨタマークは、3つの楕円を左右対称に組み合わせています。
マーク内部のふたつの楕円の組み合わせはトヨタの「T」を表現すると同時に、ステアリングホイール、つまり自動車そのものも意味しています。
もう1つの楕円で「クルマのユーザー」と「トヨタの心」がつながるつなぐ世界を表現しています。

このマークは、1989年10月に発売された「初代セルシオ」で初採用され、その後、他車種にも展開されました。

初代セルシオ

日産(NISSAN)

日産自動車のロゴはもともとダットサンで使われていたもので、吉崎良造と田中常三郎がシボレーのマークにヒントを得て、 赤の日の丸と太陽をベースに天空をモチーフとしたコバルトブルーをいれ、真ん中に白で横一文字で「DATSUN」と書かれていたのが前身です。

その後、文字を筆記体のカタカナで「ニッサン」と書き直し日産コンツェルン全体の社紋として統括企業に普及しますが、 戦後の財閥解体とともに日産自動車のみの社紋としてローマ字表記の「NISSAN」に変更となりました。

2001年には、1999年以降のルノー傘下になってからのゴーン体制下でデザインが社内コンペで募集されより立体的なものとなったロゴ及び書体に一新され、2001年にフルモデルチェンジした4代目シーマ、 プリメーラから採用されて現在に至ります。

4代目シーマ

プリメーラ

アウディ(AUDI)

アウディのエンブレムは4つの輪を組み合わせたもので、「フォーシルバーリングス」と呼ばれます。

この「フォーシルバーリングス」は、アウディの前身のアウトウニオン社のエンブレムに手を加えたもので、アウトウニオン社設立に参加した4社の団結を表しています。
なお、左から順にアウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラーと当時合併した4社をそれぞれ指すものとされています。

メルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)

メルセデス・ベンツのエンブレムは、合併前のダイムラー社が使用していたスリーポインテッド・スターとベンツ社の円形月桂冠とを併せてデザインされたもので、3点にはそれぞれ「陸・海・空」の各分野でダイムラーベンツ社の繁栄が込められています。

BMW

白と青を十字で区切ったようなデザイン。
青は「空の色」、白は「雲の色」を表しており、十字は「飛行機のプロペラ」をイメージしたものです。
BMWは元々航空機のエンジンメーカーとして出発した企業で、BMWという社名は、Bayerishe Motoren Werksを略したもので、バイエルンのエンジンメーカーという意味です。

いかがでしたでしょうか。
馴染みのある自動車メーカーのエンブレムも意外とその由来は知らないものです。
由来を知ると、そのメーカーの印象も変わってくるかもしれません。

参考:ウィキペディア、由来島.jp、トヨタホームページ、ドイツ車徹底解説

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