スバルのフォレスター[Forester]とはどんな車か?徹底分析してみた!マイナーチェンジ情報も追加しました

スバル
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世界の様々な車を紹介するコーナー。

今日は、スバルのフォレスターを紹介します。

2021年8月に発売されるマイナーチェンジモデルについては、本稿の最後に記載しています。

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基本情報

フォレスターは、日本や北米で販売されているSUVです。

現行モデルは、5代目で日本では、2018年7月に発売されました。
発売当時の月間目標販売台数は、2,500台。(参考サイト)
それに対して、2019年1月の月間販売台数が1,594台ですから、メーカーが期待したよりも売れていないということになります。
まあ、直近では完成車検査問題や大きなリコールがあったので、それらが影響しているのかもしれません。

初代フォレスターは、1995年に開催された第31回東京モーターショーでストリーガとしてデビューしました。
実際の発売は1997年。
当時デビュー済だった初代インプレッサをベースに250PSの2リッターターボエンジンを搭載し、「新ジャンルのマルチスポーツ4WD」と称し、「いろいろ遊べるスポーツカー」として人気を博しました。(出処:オートックワン)

初代フォレスター

それから現在のモデルに至るまで、レガシー、インプレッサと並ぶスバルを代表する車となっています。

スペック

パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が選べますが、ここではガソリン車についてご紹介します。
ハイブリッド車はこちら

エンジンは新開発の水平対向4気筒2.5L DOHC 直噴エンジン。
最大トルクは239Nm、最高出力は136kWです。
日本で発売されていた前型モデル(通常グレード)の2.0L水平対向4気筒DOHCエンジンは、最高トルク196Nm、最高出力は109kWだったので、エンジンスペックはかなり向上しています。

エンジンに組み合わされるトランスミッションはリニアトロニック(CVT)です。

車両サイズは、全長:4,625mm、全幅:1,815mm、全高:1,715mm。
いわゆるCセグメントSUVですね。
前型モデルからは若干サイズが大きくなっています。

燃費

燃費はJC08モードで14.6km/Lで、WLTCモードで13.2km/Lです。

同型車の日産エクストレイルは同じJC08モードで16.4 km/L、ホンダCR-Vは15.4km/Lなので、若干燃費はエクストレイルやCR-Vに対して劣ることになります。

価格

価格は、2,808,000円〜3,024,000円。

日産エクストレイルの価格が、2,231,280円〜2,828,520円ですから、比較するとちょっとだけエクストレイルより高いんですね。

ちなみに、前型モデルと価格はほとんど変わっていません。

前型モデルからの進化

前型モデル

前型モデルは、2012年から2018年まで販売されていました。
前型モデルのハイグレードモデルはハイオクガソリン仕様で、燃費も13.2㎞/Lとあまり良くなかったことから、日本では一般ウケはせず、一部走りにこだわるユーザーにのみ選ばれるような車でした。
一方で、通常グレードモデルは、16.0㎞/Lと燃費は良かったものの、エンジンスペックはそれほど高くなく、あえて選ばれるような車ではなかったようです。
ただ、アメリカでは非常に人気があり、ディーラーに並んだ瞬間に売れることから、瞬間蒸発と言われるほどでした。

そんな前型のフォレスターから、現行モデルは大きく進化しています。

プラットフォームの進化

現行フォレスターから、スバルの新しいプラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」が採用されています。

スバルグローバルプラットフォーム

スバルの車は水平対向エンジンを搭載しているため、他のメーカーの車と比べて重心が低く、ハンドリング性能などには定評がありました。
ただ、この「SUBARU GLOBAL PLATFORM」プラットフォームの採用により、さらに車全体の剛性が大きく高まり、ステアリングレスポンスが大きく向上したようです。

さらに、乗り心地や衝突安全性も大きく向上しているといいます。

EyeSight(アイサイト)の進化

前型モデルは、予防安全システム「EyeSight(アイサイト)」は一部グレードにしかついていませんでしたが、現行フォレスターから全グレード標準設定となっています。

標準設定となったアイサイトに含まれるシステムは以下。
・プリクラッシュブレーキ
・後退時ブレーキアシスト
・AT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御
・ツーリングアシスト(全車速追従機能付クルーズコントロール/定速クルーズコントロール/車線逸脱抑制/車線逸脱警報/ふらつき警報/
先行車発進お知らせ機能)

さらにこれだけでなく、アイサイトセイフティプラスというオプションが選択でき、スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援
システム)、アダプティブドライビングビーム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラーなどを設定することもできます。

また、上級グレードの「Advance」には、ドライバーモニタリングシステムが標準設定となります。
このドライバーモニタリングシステムは、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、走行中に一定時間以上目を閉じていたり、顔の向きを前方から大きく外したりするなど、ドライバーに眠気や不注意があるとシステムが判断し、警報音や警告表示で注意を喚起してくれるようです。
さらに、乗車したドライバーを認知して、あらかじめ設定しておいたシートポジションやドアミラー角度を自動的に再現します。
加えて、前回イグニッションOFFした際のマルチファンクションディスプレイ表示や、メーターディスプレイ表示、エアコン設定を再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費も表示してくれるとのこと。
これを最大5人まで登録できるようです。

家族みんなで1台の車を運転するという方にとっては、これってかなり便利な機能ですよね。

その他の機能の進化

「Premium」と「Advance」といった上級グレードには、高級車並みの装備が設定されています。
例えば、「全席シートヒーター」、「ステアリングヒーター」。
これらは、特にSUVが活躍する冬の雪山などに行く時に非常に助かります。

また、「運転席&助手席8ウェイパワーシート」。
乗車時、ドアを開けると運転席のシートを自動的に後退させる「運転席シート自動後退機能」。
さらにドアの解錠と施錠に連動して、ドアミラーを自動で展開・格納する「オート格納機能」。

細かいかもしれませんが、面倒臭がりの私からするとかなり嬉しい機能です。

これだけの機能がこのクラスの車に付いているというのはすごいですね。

特徴

スバルフォレスターの特徴といえば、何と言ってもその使い勝手の良さです。
特に荷室エリアの広さは、SUV市場の本場アメリカでも非常に高く評価されています。

エクストレイルやCR-Vと比較しても、その開口部の広さと、荷室エリアの広さは一歩上といった印象でしょうか。

スバル フォレスター

日産エクストレイル

ホンダ CR-V

また、荷室エリアに120Wの電源ソケットがあるのも、特徴的ですね。
まさに、アウトドアユースを考えた設計となっています。

2021年8月発売 マイナーチェンジモデル

発売から3年が経つ2021年8月に、フォレスターのマイナーチェンジモデルが発売されます。
このマイナーチェンジモデルはフロントフェイスが大きく変わるだけでなく、エンジンまでが変更されます。

詳しくご紹介します。

エクステリアデザイン

まずは、外観ですが、グリルはブラック塗装となり、ヘッドランプの形状も変わりました。
ヘッドランプだけ見ると、なんとなく最近のプジョーのランプにも似てますね。

また、リアには、シルバー加飾のリアバンパーガードが設定されています。

アルミホイールのデザインも刷新されました。

エンジン

マイナーチェンジによって、これまであった「Premium」というグレードが廃止され、新たに、「SPORT」というグレードが設定されました。
この「SPORT」には、2代目レヴォーグにも搭載された新開発の1.8L 直噴ターボエンジンが採用されています。
これにより、従来の「Premium」に設定されていた2.5L NAエンジンは廃止されています。

なお、この1.8L 直噴ターボエンジンは、最高出力が130kW、最大トルクは300Nmとなっています。
従来の2.5L NAエンジンと比べるとかなりスペックが上がりました。

また、燃費もJC08モードで16.5km/L、WLTCモードで13.6km/Lへと改善し、これまで競合のエクストレイルやCR-Vに差をつけられていたのですが、それらに対して燃費で勝ることとなりました。

まとめ

前型モデルからエクステリアデザインがあまり変化なく、少しコンサバなデザインに見えてしまうのは少し残念でした。
ただ、2021年8月発売のマイナーチェンジモデルはそのややコンサバなデザインが少し改善されたように見えます。

とはいえ、中身はライバルを一歩も二歩もリードするような装備満載な車でした。
これまで、「スバル」「フォレスター」というと”男らしい車”というイメージがありましたが、意外と先進的な車なんですね。

また、燃費も、従来の2.5L NAエンジンだと、あまり良くないのがマイナスポイントだったのですが、マイナーチェンジによって燃費も改善されました。

出力やトルクといったエンジンスペックも、エクストレイルやCR-Vといったライバル車に対して引けをとらないものとなりました。

さらに、この価格帯で、これだけの装備がついているSUVも他にないので、是非ともオススメしたい車です。

気になる方は、是非ディーラーに足を運んでチェックしてみて下さい。

フォレスターホームページ

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